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4.習字教室に通うメリット

 前回と打って変わって、明るくいきたいと思います!


 昨今、様々な習い事が増え、習字教室に通う生徒が減ってきました。

 また、パーソナルコンピューターの普及で、大人も字を書く機会が減りました。


 「字なんて汚くても別に良いんじゃない?」と思っている、汚い字のあなた!

 ちょっと待って下さい。

 あなたは良いかもしれませんが、あなたの字を読む人は思うはずです。「読み難い!」と。

 酷い時は、「なんて書いてあるか分からない!」と、イライラされることでしょう。


 「なら書かなければ良い」と逆ギレしたあなた!

 少ないとはいえ書く機会はありますよね?

 手続きの書類や仕事での伝言メモ、ご祝儀袋に芳名帳、手書きが必要なことありますよね?


 そして、字を書くたびに恥をかくあなた!

 習字教室に通っておけば良かったと思ったことはありませんか?

 「別にない」と思ったあなた! 

 勿体無(もったいな)いです。

 字を綺麗に書けるのは、遺伝や才能だけではありません。

 確かに、元の素養というものは、あると思いますが、大切なのはやっぱり継続です。

 米みたいなちっちゃい字を書いていた子でも、三年続ければ、見やすい字が書けるようになります。


 その継続が難しいのですが、無理矢理に教室に通わされていた子でも、綺麗な字とまではいきませんが、誰が見ても読める字が書けるようになりました。

 素養もやる気もある子は、上達も早いです。

 素養がなくて、やる気があっても、なかなか上達しないために嫌になってくる、でも頑張って続ける子。

 こういう子は、ある日突然、何かを悟ったかのように頭角をあらわします。

 よく聞く言葉ですが、諦めたらそこで終わりです。

 字は書けば書くだけ上達します。

 伸び悩むこともあります。

 でも、諦めずに練習し続ければ、「何て書いてあるの?」と言われることはなくなり、「綺麗な字だね」「読みやすい字だね」「アジのある良い字だね」と、褒められるようになります。


 それなら別に教室に通わなくても手本を真似して、自主練習すれば良いと思ったあなた!

 自主練習は、もちろん大切です。

 でも、やっぱり教室に通うのにはメリットがあります。


 一番のメリットは、自分の直したほうがいい所を直接指摘してもらえることです。

 自分一人で書いているだけでは、自分の癖や欠点が中々分からないものです。

 そして、先生の筆使いを直接見ることでどうしたら良いのか、つかむことが出来ます。


 他にもメリットは有ります。

 教室に通っている他の生徒さんと比べることで、自分の実力が分かりますし、仲間やライバルがいると、とても励みになります。


 比べることが良くないみたいな風潮がありますが、比べて初めて自分の良い所悪いところ、他人(ひと)の良い所悪い所が分かることもあります。

 それがやる気に繋がるのならば、比較することも大切だと思います。


 前にも書きましたが、「たかが字、されど字」です。

 「字は体を表す」といいますし、字が綺麗だと印象良く感じられる事が多いと思います。


 社会人の皆様、身だしなみだけではなく、文字も綺麗にしてみませんか?

 それから、お子様に「美しい文字が書ける技能」という武器を、備えさせてあげてはいかがでしょうか?






 変なテンションですみません。

 押し売りみたいになってしまいましたが、あくまでも私の考え方です。


 書道をすることは、集中力や忍耐力の強化にもなりますよ。

 何かを継続するということは、自分の自信にも繋がります。

 やって損することは何もありません。

 デメリットは、お金がかかることと、汚れることくらいです。


 ただし、教室に通う時はそこの方針をきちんと確認してから通うようにしましょう。

 段、級がある所、ない所、書写を大切にして基本ばかり練習する所、自己表現を大切にして芸術作品の方に力を入れている所、展示会だ講演会だと言ってやたらとお金ばっかり取る所、教えるのを生きがいにしてボランティアみたいにしている所など色々ありますので、ご自身の目指す所、お子様に学ばせたいことを考えてお選び下さい。

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