信じてる
(翼side)
良かった。
千晴が学校に来てくれた。
その代わりに渡がいなくなった。
家庭の事情で転校することになったらしい。
引越しの準備があるとかで、もうこの学校には来ないとか…。
渡に対して言いたいことは山ほどあるが、俺の代わりにあいつらが伝えてくれたと思う。
きっと、殴ったり、罵倒しあったりじゃなくて、諭すように話してくれたんじゃねぇかな。そう信じてる。
「さ、つーばーさー!」
「おい翼!聞いてるのか?」
「悪い悪い、ちょっと考え事してた!」
「翼君、悩み事?なんでも相談してよ?」
「大丈夫!!それで、何の話だったっけ?」
「あのね、二学期のイベントについて話してたの!」
そっか、9月の中旬には体育祭、10月には文化祭が控えている。
2学期って超長くてだるいけど、こーゆーイベントあるから好きなんだよな〜♪
「そんな時期だな!超楽しみだ!!隼人は団対抗でるのか?」
「おう。声掛けられたら出よーかなと思ってる。お前もだろ??」
「あぁ、もちろん!雅紀はどーすんの?」
「僕、生徒会の仕事があって…」
「そっか。雅紀君、生徒会長だもんね〜!」
「選挙の時、ほとんど雅紀に票が入ったらしいじゃない?」
「いやいや、言い過ぎだよ〜笑 97%くらいって言ってたよ!」
「「…」」
「あれ?皆、どうしたの??」
「ふぅ、そろそろ授業だな!教科書準備しねーと、」
「つ、翼君!無視!?いつもは何も準備してないのに〜!」
「うるせえ。イケメン色白まっちょ王子!だまれ!」
「翼、それ悪口になってないから…」
「くそ、なんて日だ…」




