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大事なものなんだ。
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(翼side)
今日は日曜日。
あの日の約束通り、千晴とカフェに来ている。
千晴も今までより表情が明るくなったようで、俺も嬉しい。
あ、このパスタめちゃくちゃ美味いな。
追加注文しないと…
「翼君?!まだ食べるのー??それで太らないからずるいよね〜!」
「ん?なんか言った?あ、千晴ご飯粒ついてる笑」
「え?どこ?」
「逆wほら、」
「あああ、ありがとう!!助かったよ!」
「おぉおおう!全然?構わんぞ!!」
な、なんだ?!
急に胸が、すげぇドキドキする…。
短距離の後みたいな、はぁ、俺そろそろ死ぬのかなー。
こんなのはじめてだ、うわ、ちょー暑い…。
千晴のこと直視出来ねぇ!!!
なんだよこれぇ!?
「そ、そういえば、そのペンダント綺麗だね!」
「ん?あぁ、大事なものなんだ。壊れてたんだけど、タカちゃんが修理してくれてさ」
「タカちゃんって担任の芦田先生だよね??凄いなぁ!古典の授業でも思ったけど、とても器用なんだね〜!あ、はじめての授業の時にさ、登場人物を画用紙に描いて…」
「そんなこともあったな!俺、古典とか難しいって思ってたけど、タカちゃんの授業はめちゃくちゃ面白くて起きてられる!」
「全部起きててよ〜笑」
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