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銀のツバサ  作者: たおるけっと
4.自分は自分
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そのままでいいんじゃない


(隼人side)

タオルを貰い、席に戻ると寧々がいなくなっていた。


「え?寧々は?どこ行った?!」


「今さっき、外に…」


「分かった。悪ぃ俺も行くわ!奈津美、俺もお前のこと許せねぇけど、まだ変われると思うぜ。もう会うことねーかも知れねぇけど、次会った時変わってること祈る。じゃあな、」



ファミレスを飛び出し、寧々を探しに行く。


どこに行ったんだ?


まだ近くにいると思うんだが、あのままじゃ風邪引くよな…。


(雅紀side)

僕と奈津美さんだけになりました…。


言いたいことはほとんど二人が言ってくれましたね。


んん、どうしましょう?


「奈津美さん、えっと、さっきは言いすぎました。僕も謝る気はないです。奈津美さんが変わってくれるかと思って…」



「なんなの…。みんなして、あたしが変わる?そんなの出来るわけないじゃない!!あたしの家、転勤族だから、今までもずっと色んなところ転々として、仲良い友達ができたと思ったらすぐに転校。それを繰り返すうちに、何もかも嫌になった。皆が見てるのはあたしの表面だけ、外見だけ。一目惚れしただの、あたしといるとランクがあがるだの意味わかんないこと言われて、周りの自己満に巻き込まれて!!!なんにも楽しくなかった、この高校に入ってからも三大美女とかもてはやされて、あぁ、結局は見た目がすべてなんだって思った。つまんない、変わらない。何もかも、だから、今回みたいに壊してきたのに…!あたしが変われる!?バカにしてるの!?!?」


「奈津美さん…そうだったんだね?僕ら何も知らなかったよ、話してくれてありがとう。やっと、奈津美さんのこと知れた。って、もう遅いですよね。でも、奈津美さんも変われるんです。僕、自分のこと去年までなんの取り柄もない男だって思ってました。できることは勉強と水泳だけ、だけど、違うって言ってくれる人がいたんです。それが翼君でした。翼君と2年生で初めて同じクラスになり、よく話すようになりました。僕の話を真剣に聞いてくれて、僕のことを認めてくれて、尊敬してくれて…。あぁ、こんな人になりたいって思うようになりました。それからはできるだけいろんな人と話をするようになって、この人はこんなことができるんだ!この人は周りが見えてるな!とかたくさん発見があって、毎日が楽しくなりました。周りからすれば大したことない変化かも知れませんが、僕は昔より成長したと思います。奈津美さんも僕のように…いや、僕と比べちゃいけませんね。奈津美さんは奈津美さんのペースで変われると思いますよ。きっかけは自分から作らないと、何も始まりません。」


「…とう」


「え?すみません、周りの音で聞こえなくて、」


「ありがとうって言ってるの!何度も言わせないでよ。あんた達の話聞いてたら疲れたわ。」



「あぁ、すみません。どうしても言いたいことがまとまらなくて、伝えようとするんですが、どうにもこうにも…」



「そのままでいんじゃない…?」


「え?どういう意味ですか??」


「知らない。自分で考えてよ、じゃあ、あたしそろそろ行くから。」


「ま、またいつか会いましょう!」


「ははっ、散々やられたくせに何とも思わないの?笑」


「めちゃくちゃイライラしてましたが、ちゃんと伝えられたので今は平気です。それより、久しぶりに笑いましたね?笑顔の方が似合ってますよ。」


「はっ?なに??口説いてんの?」


「あっ、いや!違います!!本当にそう思ったので!、えっと、その…!」


「素でそれかー、先が思いやられるわ…。じゃ、がんばりなよ。」


「はい!奈津美さんも!」


奈津美さんもいろいろ抱えてたんですね。



これからどうなるか分かりませんが、またどこかで会えたら嬉しいです。



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