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銀のツバサ  作者: たおるけっと
4.自分は自分
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伝わったかな?


(奈津美side)

意味わかんない。


何してるのこの子。コップの水を…


(寧々side)

奈津美の話を聞いているうちに、黒いドロドロした、美しいという言葉とはかけ離れた感情に飲み込まれていくのが分かった。


冷静でいなきゃって、ブレーキかけてるのに、それ以上にどうしようもないくらいの憤怒がこみ上げてきて、今にも爆発しそうだった。


だから、水を被った。


本当は、奈津美をぶっ叩いて、思ってること全部言って、楽になりたいけど、それは違うと思った。


私は楽になれるけど、それで終わりって言えるけど、そうじゃなくて…。


(隼人side)

!?えっ!??


寧々が急にごめんって言って水を被った。


いやいや、普通そこは相手に掛けるところだろ!!!


でも、そうしなかった。きっと、何か考えてんだと思う。


それより、タオル貰わねぇと…!


「悪ぃ、寧々ちょっと退いてくれ。」


(寧々side)

何を伝えたらいいんだろう…。


私が今伝えたいこと。


「私たち、いや、私…私は奈津美のこと許せないし、許そうとも思わない。謝られても変わらないと思うし、謝る相手も違うし。私、少し期待してた。何かの間違いだって、奈津美もやりたくてやってるんじゃないって思ってた。だから、反省して新しくやり直せるって思ってた…思ってたのに…。なんて言ったらいいのか分からない。…ただ、ひとつ言わせて。あなたにとってつまらないことが、他の人にとって夢中になれる唯一のことかもしれない。それは、勉強してる時かもしれないし、友達と話してる時かもしれない。部活してる時かもしれないし、ご飯を食べている時かもしれない。その、だから、何でもかんでもつまらないって思わないで……

今までありがとう…。」



そう告げて、私はファミレスから出ていった。



私の言いたいこと、伝わったかな…。





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