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銀のツバサ  作者: たおるけっと
4.自分は自分
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聞きたくなくて


「千晴!!!無理に出てこなくていい、俺の顔なんか見たくもないだろうし…。でも、聞いて欲しいんだ。千晴…。今までごめん。」


…翼君、また、来てくれたの?


今までごめんってどういうこと??


「あのさ、俺すげぇ馬鹿だって気付いた。千晴も知ってると思うけど、俺と渡は…」



ガチャ



その続きを聞きたくなくて、気付けばドアを開けて、勢いでこう言った。


「…付き合ってるんでしょ?知ってるよ、私邪魔しないから安心して??奈津美ちゃんにもそう伝えてくれるかな…?じゃあ、もう遅いから…」


「そうじゃないんだ!!!俺、渡に協力してただけなんだ。渡がストーカー被害に遭ってて、ストーカーを追い払うために彼氏のフリをしてってお願いされて、名前で呼びあってたり、放課後一緒に帰ってたりしたのは全部そのためで…。でも、本当は全部渡の自作自演で、俺はちっとも気付かなくて、騙されてたって分かったのもついさっき。…こんなこと、言っても信じてもらえねぇと思うんだけど、俺は渡のことなんとも思ってないから。」


「えっ…ちょっと意味がわからないんだけど、」


「だよな…。俺も今でも混乱してる。それから、千晴、お前、渡に何か言われたんじゃねぇか?もう俺に近づくなとか、あと、いじめられたりしてたって、ごめんな…俺本当に何も見えてなかった、」


「な、奈津美ちゃんは何もしてないよ!!奈津美ちゃんは私たち付き合ってるからって、翼君は優しいから何も言わないと思うけど、本当は迷惑だって思ってるから、代わりに奈津美ちゃんが教えてくれて、それで、誰にも言わないでねって話しただけで、」


「っ、それだよ…。千晴は、その話を信じたんだろ?」


「うん、だって、翼君本当に優しいから。付き合ってたとしても言いづらいだろうなって、だから、二人には関わらないようにしようって思って…でも、ひっく…ぅ、ぅあ」


「!?ち、千晴!!泣いてるのか!!?ゆっくりで構わないから、全部話してくれないか…?」





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