俺、リーダー?笑
「じゃあ、事前に決めておいたグループに分かれて登山開始だ!先生たちはキャンプ場で待ってるからなー。リーダーは責任重大だぞ~!」
リーダー任されたやつドンマイ。
って言いたいところだけど、俺、リーダー。
俺なんかがどーして…
「翼~!責任重大だぞお?」
隼人が煽ってくる。
「お前ふざけるなら、晩飯抜きだぞー。」
「わ、それは勘弁…今の取り消し、な?」
「ふはっ!冗談だよばーか」
「隼人君は素直だからねぇ。あ、あの子たちが同じグループだっけ?」
雅紀の視線の先には、楽しそうに話す3人の女子がいた。
そのうちの1人がこちらに気づいたようで、手を振ってやってきた。
「翼!やっほー!あんた寝癖凄いよ~笑 そんなんでリーダー大丈夫なの?笑」
こいつは寧々。
中学ではバスケ部のマネージャーをしていた。
ちなみに俺は、中学の時バスケ部だった。
寧々って男子にモテモテなんだよな。
快活で、姉御肌なところがモテ要素?らしい。
何か笑える。
「つーばーさー?あんた脳内であたしの悪口言ってるでしょー!」
は。
こいつはエスパーか?確かに名字は伊藤だけど笑
「いや、何でもねぇよ笑 お前は相変わらずだなー。」
「痴話げんかはそこまでにして~!あたしは渡 奈津美だよ~。いつも寧々と一緒にいるから知ってるかな?」
「あぁ、渡。よろしくな!」
高校に入って、寧々と一緒にいるのをよく見かけた。
高校では、三大美女として有名で、男子の間ではファンクラブができてるとか?
ん~、スタイルいいし、大人っぽいオーラがすげぇ。
こいつもモテるだろうな。
三大美女は伊藤寧々と渡奈津美と…