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だって、私が好きなのは
(翼side)
何も変わらない、変えられないって分かってたけど、またここに来てしまった…。
千晴、お前は今、何を考えてるんだ?
その日は、いや、その日も何も起こらなかった。
重い足取りで家へ帰る。
何も出来ない自分に嫌気がさす。
何も考えたくないのに、色んなことが頭をよぎる。
今日も俺は無力だった。
あぁ、このまま消えてしまえばいいのに…
ピンポーン
(寧々side)
お願い…出てきて。
私は隼人から話を聞いたあと、仕事を他のマネージャーにお願いして、体育館を後にした。
隼人が私のことを好きだなんて全く気が付かなかった。
だって、私が好きなのは、ずっと…




