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銀のツバサ  作者: たおるけっと
2.自分と自分
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私も、なの…

「ううん、分かるよ。私もなの…。」


「分かってくれるか、え?私も?てことは千晴も…自分が分からないのか?」


「うん。私、寧々ちゃんが声を掛けてくれるまで、一人ぼっちだったの。チビだし、明るくないし、人見知りするから…一人じゃ何も出来ないような人間だったの…今もあんまり変わらないんだけどね…それで、私って何なんだろうってよく考えてて、そしたら田中君が話しかけてきてくれて。失礼かもしれないけど、無理してるんじゃないかなって思ってさ…」


「千晴…。そうだったんだな。辛いだろうに、俺なんかに話してくれてありがとう。」


「ううん、俺なんかって言わないで?田中君だから話せたんだよ?」


「ち、はる…。ありがとな。何か少し気持ちが楽になった。俺と同じ悩みをもってる人がいたんだな、」


「うん!私も話せる人がいて良かった!今まで誰にも言えなかったの」


「ホントか?俺も、実は…」


それから、二人で話をした。


千晴は昔の話もしてくれた。


中学までは、外見やおとなしい性格でいじめられていたこと。


学校に行けない日が続いたこと。


長かった髪の毛をバッサリ切り、メガネからコンタクトにしたこと。


想像出来ないが、今より15kg太っていたらしい。


外見が変わると、周りの人の接し方も変わった。


だけど、自分の性格はなかなか変えられなかった。


思い切って、実家から離れた高校に進学し、一人暮らしをすることを決意したんだって。


…千春、知らないところで努力してたんだな。


それは今も続いてるんだよな…。


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