2.自分と自分
◇◇2.自分と自分◇◇
(翼side)
キャンプ場の近くには展望台のようなスペースがあった。
おぉ、星が綺麗に見えるな。
一人で見るの虚しいけど笑
「星が綺麗だね〜」
「あぁ、一人で見るには勿体ないよな。って、え!?」
「ふふ、田中君。今日はありがとう。なかなかお礼言えなくってどうしようかと思ってたの、」
「や、俺は何もしてないから!それよりどうしてここに?」
「何だか落ち着かなくって、少しぶらぶらしよーかと思ってたら、田中君が見えたから着いてきちゃった!」
「着いてきちゃった!って、女の子が一人で危ないぞ…!」
「ん??どういう意味??私なら平気だよ〜!」
「はぁ…そういうのが危ないんだって、アイツらが騒ぐのも無理ないな…」
「アイツらって?」
「な、何でもねぇ!こっちの話。」
「そっか!あのさ、ひとつ聞きたいことがあるんだけど…?」
「ん?何だ?」
このシチュエーションは、まさか、愛の告白ってやつですか?!
千晴さんダイターン!!!
別に?俺は?千晴さんのこと?嫌いじゃないけどー??
「…と思うの。」
「えっ?」
「だから、私たち一緒だと思うの。」
「一緒になろうだなんて、千晴さん気が早いぜ!」
「何言ってるの田中君!私が言いたいのは、私達って似てるってこと。同じ目をしてるというか、田中君はいつも明るいけど、どこか寂しそうで、何かを探してるんじゃないかなって…違ったらごめんね!」
「…な、なんで分かったんだ?千晴が言う通り、確かに俺は、こういうキャラを演じている、というか、自分がよくわからないんだ…。だから、皆が望む自分になれるように…ってこんなこと千晴に言っても分かんねぇよな。」




