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戦の終焉  作者: まいん
〜第1章〜 荒野の戦場
3/3

初陣


その日、ようやく戦いが始まろうとしていた。突如敵軍が攻めてきたのだ。敵はタフト軍。「タフト」敵の城がある地名だという。俺の城は「ガイル」と言う地名の城なのでガイル軍と呼ばれている。


そして戦いの火蓋が、今切られた。堀を埋めて、総勢約6000人の敵兵が城壁をよじ登り始めた。

敵大将「突撃!!!!」

敵兵「うおおおおおお!!!」

盛大な叫びと共に、突撃してきた。城壁の上では大蝦蟇が用意され、火で大釜の水を熱し、尺でそれをすくうと、登ってくる敵兵にぶちまけた。

敵兵「うわあっ!あぢぃぃ!」

そう言って落ちていく敵兵。それでも落ちない敵兵には矢じりを食らわせた。弓を放てば流石に落ちていった。しかし流石6000人の力。こちら初期ユニット数の3000人である。策略を持って戦うしか勝ち目がないのだ。真っ向から挑むなど殺されにいくようなものだ。しかし、それを承知で裕也は城門を開き、馬に乗った騎兵500と槍と剣を持った歩兵1000を繰り出した。騎兵が道を切り開き、歩兵が周りを切り崩す。それが普通なのだが、どうも、わざとやられているフリをしているようにしか見えないのだ。しかし

敵大将「いけぇ!殲滅せよ!」

そんなことをお構い無しに殲滅命令を下した。

裕也「掛かったな。低脳がっ…。」

裕也はニヤリ。と笑った。実はこれこそが作戦だったのである。第二の戦いが始まる前に作らせた陣へと、逃げさせたのである。そう、ここまで誘い込むために。

自軍兵士「退却だ!引きあげろ!」

そう言い放つと、待っていたかのように敵大将は言い放った。

敵大将「これは好機だ!これを機に敵を討ち滅ぼせ!全軍突撃!」

なんと6000の兵士全てを向けてしまったのである。脳筋とはまさにこの事か。そう、陣には火矢持ちの兵士が構えており、城から兵を繰り出せば挟み撃ちにも出来る。

裕也「全軍、城から打って出ろ!挟み撃ちにするんだ!」

そう言って、城には少数の兵士が残され、他は出撃した。その数、約騎兵500に歩兵800。敵は火矢の兵士に打たれ約200が戦死。そして更に退却していた騎兵500と歩兵1000が引き返し、突如打って出たのである。

敵大将「ぐっ、くそっ!はめられた。引き返せっ!!!」

敵兵「大将!大変です。城からガイル軍が出てきました!その数、おそよ1500!引き返してもやられます!」

敵大将「退路がない!うまく退路を切り開くんだ!」

この会話をしている間にも、ガイル軍は次々と敵兵を切り殺していく。

そして敵の大将は、その命尽きるまで暴れたという。


敵は全滅し、我がガイル軍の勝利で終わった。この戦いで、兵力が増えなかったのは残念だが、裕也の知能が高いことは明らかだった。タフト軍の先鋒隊は討ち滅ぼし、本陣の兵力が少ないことは明らかで、すぐに城は落ちるだろう。そしてふと思った。ここは間違いなくIntense Warの世界で、実際に死ぬこともあり得ると。そしてゲームとは違い、食料も必要で水も必要だ。兵士が必ずしもいうことを聞くとも限らない。そんな世界だと言うことを、今理解したのであった。

さて戦いの火蓋は今切られた!

盛り上がって参りましたね!

え?盛り上がってるのは作者だけだって?そんなことありません。

皆さんも楽しんで下さいね!

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