荒野の戦場
この作品に登場する全ての物や人、名前や団体などはフィクションです。
実際の物や団体などとは一切の関係はございません。
あらかじめご了承ください。
あれから…何時間が経っただろうか。俺はふと、目を覚ました。
そこは、荒野にぽつんと、たたずむ少し古い洋風の城だった。
何故か屋上で目を覚ました俺は、自分の軍の兵士だろうか。鎧を着た兵士に囲まれ、城の内部へと運ばれていった。体に力も入らず状況も読み込めていない俺は、その流れに身を任せ柔らかいベッドの上に載せられた。
そして目が覚めたのは2日後の夜だった。どでかい地響きと大人数の叫び声で目を覚ました。
NPC「裕也様!大変です!敵軍が攻めてきました!!」
裕也「おい…今なんて言った?」
NPC「敵軍が攻めて来ました!!!弓兵だけでは対処しきれません!」
どういう事だ。ココは一体どこなんだ……
NPC「もう城の前まで迫っています!指示をください!」
ちっ…ここがどこかなんて後で考えよう。今はIntense warだと考えて対処せねば。
裕也「敵は城壁を登ってくるはずだ。熱湯を浴びせてやれ。その間に対処法を考える」
NPC「はっ」
ううむ…どうしたものか。…いや待てよ?もしここがIntense warの世界ならこの城にも裏口があるはずだ。そこから兵士をだして城を一回捨てるか。いいや、捨てるのはもったいない。早まるな俺!…そうか、そう見せかければ良いんだ。
裕也「よーし少人数の分隊を作る。選りすぐりの精鋭を50名ほど集めてこい」
NPC「はっ」
裕也「それから、かがり火の準備と陣を張る用意をさせておいてくれ」
NPC「わかりました!」
20分後…
NPC「集めて参りました!」
裕也「よくやった、裏口から出して草が生えてる地帯に陣を張らせろ。たくさんのかがり火をたいてな」
NPC「はっ」
そうして陣は完成し、かがり火も焚かれた。精鋭は何事も無く無事に帰ってきた。また城に攻めてきた敵軍はこの行動を不自然に思い、一時撤退をしてくれた。
裕也「よし、この機を逃すな。陣の中には誰も入れずに、外から火矢の準備をしておけ。少しで良い。」
NPC「了解です!」
これは予備だ。敵はこれを好機だと思い城に攻めてくるに違いない。今は深夜だ、敵も眠いだろう。こちらは襲撃を受けてみな目を覚ましてしまった。城門は閉ざし、入り口には落とし穴を掘った。時間は稼げるはずだ。そしてその他準備は整った。
裕也「さあ、戦闘開始だっ!」
今回でやっと物語に入っていきます。
一つ一つが短いですが、ご了承ください(笑)
それでは次回もお楽しみに!