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緊急出撃

凛音「なんたってこんな……ッ!」

凛音は能力を使い、剣を次々に具現化させ、敵を斬っていく

当然剣は使い捨てて行く

凛音「……イメージ…再構成ッ!」

今まで大量に使い捨てた剣が消え、変わりに一振りの長刀へと再構成する

ヂョン「ハッ…やっとかよ……遅えって……の!」

ヂョンは能力で制服に仕込んでいたP90を使い捨て、後ろに飛び退き、L96を元の大きさに戻し次々と敵を狙い撃つ


時は遡る事30分前


走瑠「よぉー、凛音次の教科は?」

走瑠はいつものように廊下で凛音と話をしていた


凛音「やあ、次は数学だよ」


走瑠「いやぁ、悪ぃんだが古典の文法書貸してくれねぇか?」

走瑠が両手を合わせ、凛音に頼む


凛音「良いよー、ちょっと待ってね」

凛音は徐ろにロッカーを開け、文法書を搜索する


走瑠「あるかい?」


凛音「んー……あった!」

凛音はロッカーの底から文法書を引きずり出す


凛音は6時限目に使うからお昼に返すように走瑠に言って数学の教室に向う


心之助「あ、凛音君どしたの?」

凛音は心之助に文法書貸してたと説明する


凛音(……先生遅いな)


生徒A「なあ、先生遅くね?週番が呼んでこよーぜ」

生徒B「分かった、ちょっと行ってくる」


5分後……


先生を呼びに行った週番は戻って来ない


凛音「……嫌な予感がする」


凛音は言うが早いか教室を飛び出す


心之助「凛音君!?」


凛音「流石におかしすぎる!職員室行ってくる!」


職員室前


1人の生徒が外から侵入してきた悪魔と交戦しているが通常兵装では足止めが精一杯な筈だ


凛音「今、援護する!」


生徒X「助かります!……って少将!?」

生徒は驚愕した表情を見せる


凛音「今は階級とか関係ない!」


凛音はイメージ具現化能力でSv98を発現させ悪魔を狙う


凛音「そこっ!」

凛音の狙いは完璧だったが


悪魔「グルォォォォォォ!」


凛音「チイッ!」


悪魔の装甲は貫通させられず狙いを移した程度だった


凛音「イメージ……再構成!」

凛音はSv98を一旦消去し、剣に再構築していく


凛音「ふぅー……」

凛音は一呼吸置き、


凛音「セアッ!」


一閃


悪魔は崩れ落ちる


凛音「大丈夫か?怪我は?」


生徒X「大丈夫です、ありがとうございます」


凛音「とりあえず、仲間に救援要請を送る」

凛音は無線でヂョンと紫、走瑠を呼ぶ


ヂョン「先生、凛音少将からの無線が!」

先生「何だと!?」

ヂョン「「職員室前に敵性生物の侵入を確認、支給応援を」との事です」

先生「分かった、第1種戦闘配備!凛音チームは各自武装後支給凛音少将の援護を!」


生徒一同「了解!」



―――



走瑠「はぁ……はぁ……」走瑠は大分疲弊していた。それもそのはずだ、彼の能力は戦闘向きではない


凛音「紫!走瑠を頼む!」


紫「分かった!走瑠君、大丈夫!?」

紫は凛音から受け取った大型のナイフで悪魔を貫く


走瑠「たァすかったぜ……流石にここまで連戦だとなぁ……」


紫「ううん、気にしないで。」


紫は笑顔で答える


凛音「こいつで最後かな……」


凛音は刀を構え直す



紫(……凛音大丈夫だよね……)



ヂョン「クッ……(あばら骨が一本逝ったか……凛音なら大丈夫だとは思うが……疲労が心配だ)」



凛音「……ッ!!?」


凛音は一瞬力で押し負けそうになる



(……クソッ……能力を使い過ぎたか……再構成は出来て次が最後だ……)


凛音「…………I am the bone of my sword……」




凛音は昔憧れたアニメキャラの台詞を口にする




凛音「……unknown to death nor known to life……」



最後の賭けだった



全力を掛けた居合



その一振りは音速を超え、敵を分子崩壊させる




凛音「…………やっと……終わったァ……」



凛音はそのまま床に突っ伏した



敵の襲撃から3日後



紫「もう、本当に心配したんだよ!」



凛音「解ってるって、だから、怒るか泣くかどっちかにしろい」



凛音は3日間は動けなかった、診断によれば、能力の使用超過による反動だとかで安静にしていれば大丈夫だと言われ安静にしていた


紫「まあ、でも助かったのはある意味凛音のお陰だしね……」



後から分かった事であるが


凛音が撃破した敵は通常武器は通用しなかったらしい


あれは凛音の抜刀術と能力があってこその勝利だった


凛音「えーと……紫、」



紫「はい?」



凛音「ありがと……な看病」



紫「…………ボッ!(その表情は反則だってぇー!)」



おしまい

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