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1-0成り立ち
脳科学者達が擬似的な心を作るためにAIを発達させようと仮想世界を作った。
その世界はプレイヤーと呼ばれる人間を取り入れる事でAIを発達させていった。
仮想世界が出来て1年程で科学者達の思惑道理にAI達には擬似的な心といえる者が生まれていった。
そして――
『充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない』
と言う言葉があるが、その仮想世界のAIは私達人間と変わらない感情《喜び・怒り・悲しみ・楽しみ》を持ちプレイヤーと呼ばれる存在となんら変わりなく見分けがつくのは姿形だけとなった。
見分けが付かなくなった心は本物となり、その者達がいる世界も本物と呼ばれる存在となった。
現実世界、生と死が隣り合う本物の世界へと。
――プレイヤーと呼ばれる者たち1万人を飲み込んで……。
その仮想世界の名はMMORPG《WORLDGARDEN》。