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小説批評論エッセイ

やってみると本当は難しい小説ジャンル

作者: はまさん
掲載日:2026/06/24

 最近、そういう人が増えた気がする。

 小説で本当は高度なことやってるのに、よく知らない人が「どうせチョロいんだろ」みたいに誤解すること。

 こういうのは、諍いの元なので幾つか紹介してみたい。


 例えば児童文学は子供向けだから、チョロいんだろ、みたいな意見。むしろ子供でも分かるように書くのが大変なんだよ。

 特に優れた児童文学は「大人が読んでも面白い」と言われるけど。それだけ幅広い層に面白いと思ってもらえる作品を書くのが、どれだけ難しいか。


 可読性の高い、読みやすい文章。

 難しい語彙を使わず、難解な概念を噛み砕き、小中学生でも分かるように書く。そのためには、相当に深い理解が求められる。

 そして可読性の高い文章は、そういう作風に合っているから使うことになる。可読性の高さ、イコール幼稚さではない。


 王道のストーリー。単純なだけでは退屈。王道かつ面白い、となると相当な工夫をしなくちゃいない。

 料理で例えると刺身。素材の良さ、料理人の包丁さばきによって、如実に「味の差」が出てくる。


 「ラノベなんて、キャラに萌えさせれば良いんだろ」と軽く見る人、いますよね~。

 けどキャラ萌えとは、つまり「人間を描く」ということ。その上で魅力を出す。基本にして奥義だ。

 誰にでも出来たら苦労しません。


 笑いなんて下らない。

 それ古典話芸にも同じこと言える?

 というか文学においても笑いは、かなり重要な立ち位置を占めてます。

 笑いを下に見ている人は、あまり読書経験のない方なんでしょうね。


 短編・掌編なんて短いだけ。書くのは簡単。

 試しに二時間の映画を見た後、数行に要約してみてください。普通は出来ないから。そして要約などで「芯を捉える」ことができないと、短編も無理。


 さらには星新一みたいな「オチのある短編」となると、難易度は爆増します。

 よく、初心者は短編こそ沢山書けと言われますが。と同時に上級者でも短編を極められるかというと、難しい。

 下手が短編をやっても、長編を短く切っただけの作品になることでしょう。

 「短編は簡単」は超初級者のセリフ。


 と以上、やったことのある者なら常識で分かる。本当は難しい小説ジャンルというのが幾つかあるわけだけど。

 これらに「どうせチョロい」と逆張り批判する人がいるわけです。

 ガチの初心者さんなんですかね。


 けど実際に手を動かしてみたら分かります。無茶苦茶に難しい。どんな芸事でも、基礎を突き詰めると奥義に至るもの。

 そんな奥義じみたことをやっている達人に「どうせ基礎しかやってない」と舐めてかかる人がいる。


 そういうのって、本当に恥ずかしいから止めて欲しい。さっさと書き手としての常識を身につけて欲しい。

 そのためにも自分で上記のジャンルを一度書いてみてください。

 まずは自分で手を動かしてから。

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― 新着の感想 ―
そういうのよくありますよね。 「これはチョロい」と舐めてかかって、エタってしまったりポイント全然取れなくて撃沈なんて話、掃いて捨てるほど聞きます。 子供向けはチョロいという話も聞きますが、ある漫画家が…
読み専だった頃(before) 「はよ続きかけ」 「おいおいなんだよこの終わり方、納得いかねー!」 「もう一年以上更新ない……続き……続きを……」 書いた後(after) 「すいませんもう2度とナマ…
 偶にいるんですよね。  しかも「じゃあ手本を見せてやる」なんて嘯いて本当にランキングを浚っていく有識者サマが。 「日本人ならば日本語くらいできて当然、それが出来ない猿が偉そうにものを書こうなんて烏滸…
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