7年目の春 近畿編 兵庫県と三重県
分離時 接続時
兵庫県 550万人 80万人
兵庫県も石油事情は良くない。石油精製施設はなく、石油備蓄施設はあるがどちらかというと中継基地で規模は大きくない。というわけでガソリン・灯油・軽油はすぐ無くなった。都市ガスもLPガスも無くなる。
電力は火力発電所はすぐに燃料が無くなり停止。190万キロWを誇る水力発電所は有るが県内全てをかなえる発電容量はない。
兵庫県でも上下水道施設と医療機関を最優先とする電力配分を行う。
燃料と食糧の不足から人口密集地である尼崎市、西宮市、神戸市などの瀬戸内海沿いで暴動が多発。当初、警察と自衛隊がソフトに対応したが暴動の激化により対応も厳しくなり、相当数の死傷者が他県同様出る。警察と自衛隊の弾薬が尽きると手に負えなくなり瀬戸内海沿いの治安は崩壊した。
淡路島では明石海峡大橋を使い侵入してくる食料泥棒集団に対抗するため明石海峡大橋を封鎖した。モーターボートによる襲撃もあったが燃料が尽きるとやってこなくなる。
食糧事情は自給率16%で良くない。田畑の多い瀬戸内海沿いの治安が壊滅しその地域の食料生産も低下する。瀬戸内海沿いを除けばほとんどが山であり大型の農地もない。淡路島はイモを主役とすることで人口を維持できるだけの農業生産があった。
兵庫県の人口減少は餓死が多く、次いで病死と暴動の死者が続く。淡路島を除けば生存者は70万人に過ぎない。
分離時 接続時
三重県 177万人 140万人
三重県には石油備蓄基地こそ無いものの、昭和四日市を中心とする巨大石油コンビナートがあり県民に7年間潤沢に供給できるような量は無いが石油備蓄量は多い。配給量を絞れば7年間持ちそうだということでガソリン・灯油・軽油の配給制が始まる。上下水道施設と農魚業に優先され一般市民への配給量はごく僅かで不満を爆発させる者も出た。鎮圧される。
火力発電所は燃料切れですぐに停止する。コンビナートの発生ガスや余剰熱で発電する量は知れている。水力発電所は主力の尾鷲第1発電所出力4万キロWが奈良県からの水が切れ運転停止。残りを集めても6万キロW程度で上下水道施設の維持に回されるが県内全てに届かない。非常用発電機で運転する一部では上下水道施設の運転が時々停止し水質が悪化する。
治安は酷く悪化せず、時々不満を爆発させる者が出るくらいだった。
農業生産は40%くらいだが、企業の操業停止で仕事の無い人間を農業生産に回すことで農業生産の維持と生産量増加を目指した。
農地もイモ畑に出来る土地は全てイモ畑にしたといっても過言ではない。
それにより餓死者は少ないが、煮炊き用に山林を伐採したため禿げ山が多い。
三重県の人口減少は病死がほとんどだった。
次回更新 3月7日 05:00




