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7年目の春    中部編 岐阜 長野 山梨 愛知 静岡

内陸三県は同じ展開ですみません。

大雑把に見るとほぼ同じ条件に見えます。

東西や南北に長い県は大変です。


中部地方の7年。




人口    分離時   接続時 


岐阜県   200万人 60万人


 岐阜県は内陸県であり備蓄基地は一切ない。発電所も水力発電所のみと言っていい。しかし岐阜県の発電量は多かった。長野県からの水流が途切れても総計で200万キロW以上にもなる。上下水道施設の維持が最優先された。


 ガソリン・軽油・灯油はあっと言う間になくなった。使い切ると移動と暖房は困った。特に冬期の移動で難渋する。除雪車も動かせない。道は雪で埋まり移動もままならない。雪で閉じ込められて雪が消えたら亡くなっていたというケースも多くある。雪かきが出来ずに重さで潰れる家屋や施設もあった。中の人も多くは亡くなった。 

 暖房はエアコンに頼る。足りないのだが厚着をして耐える。風呂も体を拭くだけとか風呂を借りるという状態になった。温水洗浄便座の有る家庭では衛生状態は良好に維持された。


 岐阜県の食糧自給率は低く県は食料生産に全力を挙げるが、燃料と肥料の不足は人手を多く投入しても補いきれない。人の移動さえもままならないのだ。多くの餓死者を出すことになる。


 岐阜県の人口減少は餓死が一番多く、次いで病死と凍死が続く。




人口    分離時   接続時 


長野県   190万人 60万人


 長野県は内陸県であり備蓄基地は一切ない。発電所も水力発電所のみと言っていい。しかし長野県の発電量は多かった。日本の屋根でもあり水には困らない。水力発電量は総計で260万キロW以上にもなる。当然上下水道施設の維持が最優先されたが、市民生活に回しても十分余裕があった。鉄道に回す余裕さえもあった。


 ガソリン・軽油・灯油はあっと言う間になくなった。使い切ると移動と暖房は困った。特に冬期の移動で難渋する。南北に長く都市間の距離があり協力態勢も作れない。燃料が無く除雪車も動かせない。道は雪で埋まり移動もままならない。雪で閉じ込められて雪が消えたら亡くなっていたというケースも多くある。雪かきが出来ずに重さで潰れる家屋や施設もあった。中の人も多くは亡くなった。 

 暖房はエアコンに頼る。足りないのだが厚着をして耐える。風呂も体を拭くだけとか風呂を借りるという状態になった。温水洗浄便座の有る家庭では衛生状態は良好に維持された。温泉は多いがそこまでの移動もままならない。


 長野県の食糧自給率は低く県は食料生産に全力を挙げるが、燃料と肥料の不足は人手を多く投入しても補いきれない。人の移動さえもままならないのだ。多くの餓死者を出すことになる。


 長野県の人口減少は餓死が一番多く、次いで病死と凍死が続く。




人口    分離時   接続時 


山梨県   80万人  30万人


 山梨県は内陸県であり備蓄基地は一切ない。発電所も水力発電所のみと言っていい。しかし山梨県の発電量は多かった。水には困らない。水力発電量は総計で150万キロWにもなる。当然上下水道施設の維持が最優先されたが、市民生活に回しても十分余裕があった。


 ガソリン・軽油・灯油はあっと言う間になくなった。使い切ると移動と暖房は困った。特に冬期の移動で難渋する。除雪車も動かせない。道は雪で埋まり移動もままならない。雪で閉じ込められて雪が消えたら亡くなっていたというケースも多くある。雪かきが出来ずに重さで潰れる家屋や施設もあった。中の人も多くは亡くなった。 

 暖房はエアコンに頼る。足りないのだが厚着をして耐える。風呂も体を拭くだけとか風呂を借りるという状態になった。温水洗浄便座の有る家庭では衛生状態は良好に維持された。温泉は多いがそこまでの移動もままならない。


 山梨県の食糧自給率は商品作物以外がかなり低く県は食料生産に全力を挙げるが、燃料と肥料の不足は人手を多く投入しても補いきれない。米は栽培場所が可限られブドウ畑などの果樹園を潰してイモの生産に全力を上げる。人の移動さえもままならないのだ。多くの餓死者を出すことになる。


 山梨県の人口減少は餓死が一番多く、次いで病死と凍死が続く。




人口    分離時   接続時 


愛知県   750万人 70万人


 石油事情は良くない。石油コンビナートは知多に有ったが備蓄量は人口比で少なく何年も持たない。

 主要発電所はLNG主体ですぐにガスが尽きた。石炭火力もあるが運転率を下げても2ヶ月で終わった。水力発電所は木曽川水系と矢作川水系の水力発電所は矢作川の多くが県境になってしまったため水量が減少。出力が1万キロW程度まで低下。特に100万キロWを誇る奥矢作第1、第2がゼロになったのが痛い。庄内川水系は小電力しかない。県内水力発電所の合計で10万キロWもない。

 これでは県内の電力需要に全く足りない。県水道局では上下水道施設全てを稼働させることを優先したかったが電力の取り合いが発生。結局、行政側の失敗で電力の分配に失敗。人口が餓死で大幅に減少した頃に人口を集中させた地域で上下水道施設に必要な電力量を賄うことが出来た。3年後、分割時の知事が退き新たに知事代行となった人物が名古屋市と清洲市と春日井市の完全放棄を決定。他にも人口の集中策を進め、残りたい人は支援無しで勝手に生きろと。その時点で人口は150万人まで減っていた。


 ガソリン・軽油・灯油は、電力同様統制に失敗。あっと言う間になくなった。使い切ると移動は困った。


 愛知県では食糧不足と電力や燃料の不足から都市部を中心に暴動が起きるが、警察では手が足りず愛知県の自衛隊は規模が小さい。暴動を押さえるのは不可能で食料を他者から奪おうとした暴徒と守りに入った住民との間で凄惨な争いが行われた。

 この暴動で農家も田畑も大きな被害を受け食糧不足に拍車が掛かる。


 食糧自給率は低く、農業生産を向上させたくても肥料も燃料も無く、さらに各種用水も木曽川からの愛知用水が無くなり、天竜川水系佐久間ダムからの水が切れたために豊川用水は減少した。矢作川も県境で無くなった部分が多く水量が激減している。

 肥料と燃料が無い上に水も減り、非常に農業生産に苦労する。耕作放棄地の活用だけでは足りないので農地も新たに地面を作りたいが、建設機械を動かす燃料が無い。人力でやるがコンクリを剥がすのは無理でアスファルトを剥がすのは簡易舗装でも困難だった。身近な工場の敷地や駐車場の農地化は諦め、緑化してある場所だけで細々と展開する。しかし、水が足りないので上手くいかない。

 70万人まで減ったところでなんとか食料生産と人口の釣り合いが取れた。栄養は全く足りていないが生き延びるだけなら可能となった。


 愛知県の人口減少は餓死が一番多く、次いで暴動時の死者と食料泥棒の末路。それに病死が続く。生き残った人間も多くは栄養不足で痩せ細っていた。 




人口    分離時   接続時 


静岡県   360万人 120万人


 静岡県には石油備蓄基地も製油所もない。火力発電所もない。電力は水力発電所と浜岡原発に頼ることになる。浜岡原発は3基稼働するが燃料棒の都合から7年持たせるには3基で合計100万キロWまでとなった。稼働状態は発電所側に任せる事とした。

 水力発電所は大容量を誇る佐久間ダムが県境でなくなり、天竜川水系の発電量はグッと落ちる。佐久間第1第2発電所はゼロ。水窪発電所は健在だった。水窪ダムの水が導水管で県外へ放出されるために導水管の閉鎖を急ぐ。秋葉ダムも水量の多くを占める天竜川上流の長野県と愛知県から流入する水がなくなったため秋葉水力発電所の発電量が落ちる。大井川水系は健在で中部の家庭向け電力はこれだけで安泰とも言える発電量がある。富士川水系は日本軽金属蒲原製造所の14万キロWの水力発電所が有る他は小水力発電所。14万キロWの水力発電所も水源や発電所が山梨県であり、ゼロである。富士川水系の発電量は合計で1万キロWを超える程度。

 合計すれば一般家庭と上下水道施設への電力供給に不安はなかった。一部鉄道にも回された。


 ガソリン・軽油・灯油はあっと言う間になくなった。静岡県は西部・中部・東部・伊豆と生活圏と経済圏が独立しているようなもので、こういうときに協力しようとしても燃料が無いのでトラックの移動もままもならない。


 製紙で有名だが原料も燃料も無いのですぐに終了する。


 食糧自給率は低く、農業生産を向上させたくても肥料も燃料も無く、非常に農業生産に苦労する。耕作放棄地の活用だけでは足りないので農地も新たに地面を作りたいが、建設機械を動かす燃料が無い。水に不自由しなかったのだけが救いだ。


 静岡県の人口減少は餓死が一番多く、次いで病死が続く。


次回更新 1月17日 05:00 予定

日本合身後91日目から100日目の予定です。

近畿は2月かなと思います。

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