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Many countries(多数国) ・ウォー  作者: あみだくじ
7/295

クロウラーの巣   前編

前書きなしです

            其の六




俺達三名は、宿屋に戻って来ていた、

 ナザリ村の南にあると言う

「クロウラーの巣」に仕事で、

 行く事になった事を宿屋の主人

「エマ・メルソン」さんに

 伝えに来ていたのだ..



「エマさん、急で悪いんだが、仕事で

 ナザリ村から南に行った場所にいる

 化け物退治に行く事に

 なってしもたんじゃ、



 それで、1日分の宿代とキャンセル料を

 支払いたいと思っておる、

 これでニック好きな物でも

 買ってやってくれ! わっはっはっ♪」


 

 と ルゴルが金貨を1枚渡したのだ...

 金貨にビックリしたエマが、

 ルゴルに「こんな大金貰えません!」と

 大きな声で言ったのだ...



 それはそうだろう、銅貨100枚で

 銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚の

 価値なんだから...



「ワッハッハ♪気にするな嬢ちゃん!

 ワシ等はこれから、大きな仕事を

 しに行くんじゃ、そりゃぁ、

 帰って来たら、大金持ちに

 成っとるんじゃぞ!

 ワッハッハ♪、縁起(えんぎ)(かつ)ぎじゃ♬ 

 遠慮するな 嬢ちゃん! 」



 そう言われてエマは渋々受け取る事に

 した! しかし 納得はしていない...

 ガンコなのだ...



 そのやり取りを見ていたマルスは、

 いいなぁ♪エマさん♡ とか

 頭の中で考えていたのだ..



「ほれっ 何しとる、行くぞ!」


 

 ちょい待ってよ ルゴルさん...

 この長槍をエマさんに渡してからで..



「エマさん、この長槍に何度も助けられ

 て来たんだけど、俺達、新しい装備を

 整えていてもう不要になったんだ、 

 良かったら、この長槍、

 エマさん要りませんか? 」

 


「そうねぇ、捨てるのなら貰うわ、 

 色々と役に立ちそうね、あっ! 

 もうアイデアが浮かんで来たわ♪  

 ありがたく貰うわ♪」



「ありがとう エマさん♪」

 マルスが手を出す、するとエマが

 マルスの手を握り、握手をしたのだ...



「では行って来ます」 

 マルスが言いエマとニックが


   

「兄ちゃん達、また来てね!」

「ルゴルさんマルスさんタムリンさん 

 また泊まりに来て下さいね♪

 お待ちしてますわ♬」


 手を振る エマとニック!!

....................



 あれから俺達は馬車を探して、馬車で

 ナザリ村へ向かう事にしたのだ、

 馬車だと一日で着く距離だ、

 幸運な事に、ここウォルリッシュの

 南門の橋を渡った所に、


神聖王国(しんせいおうこく)バハムート」

 

 行きの幌馬車(ほろばしゃ)が毎日5便定期運航

 されている様で、

 途中にある「ナザリ村」 

 まででも乗せてくれると知ったのだ、 

 急ぎ、南門へと向かって行った.....



 俺達は南門の橋を渡った所にある、

 幌馬車の停留所に、たった今たどり

 着いた、停留所には

 5名の先客が待っていた!



 見ると、盗賊の様な出で立ちをした

 男が一人、商人と分かる初老の男と

 中年の女性が1人。


 

 猫の姿をした「ヒューマノイド」

 『フェルプール』と言う種族らしい

 女性らしく、お洒落(しゃれ)な出で立ちを

 している、センスはかなり良い.. 

 

  

 そして、巨漢の女性、

 種族はオグルだと思うが、

 身長は見た感じ2メートル

 を優に超えている..

 この女性が一人!

 


 俺達が列に加わると、その者達が

 俺達を値踏みし始めた...

 


 マルスの装備に、目をやった猫型の

 ヒューマノイドが話しかけて来た...



「あんた達、凄い装備をしているね、

 若いのに、名のある傭兵なのかい?」



 マルスにそんな事を話し

 かけて来たのだ!



 マルスはその猫型ヒューマノイドを

 じっと見つめてから言葉を発した!



「いえ、これからの新参ですよ」

 

  

 マルスにじっと見られた

 猫ヒューマノイドは、

 見られた事に、何を思ったのか?  

 マルスの事を只者ではないと

 思い込んでしまったのだ...



「謙遜して~、流石だね、凄い

 お人は態度からして違うねぇ♪」



 今度はタムリンに、オグルの巨漢女が

 話しかけて来た..



「あんたのその剣、光のオーラが

 溢れ出しているじゃないの! 

 それ程の光のオーラを出している

 武器は見た事が無いよ!

 あんた達、ほんと只者じゃないね...」



「ワハハハ♪ 

 皆、暫くご一緒させて貰うぞぉ!!」

 ルゴルが愉快な顔をし

 大きな顔をしていた!


     

 暫くすると幌馬車(ほろばしゃ)がやって来て、

 俺達は乗車したのだ、幌馬車は12人乗り

 用の物だ!この幌馬車を引っ張って

 いるのは「ナダル」と言う、

 サイに似た大型の動物だ!



 大人しい性格らしく、飲み食い

 しなくても7日位は平気だと言う、

 そのナダルが二頭で

 幌馬車を引っ張って行く...


 

 ルゴルが俺達3名は、ナザリ村まで

 だと言い、そこまでの3名分の運賃を

 支払った...一人銅貨35枚だった様だ...



 ちなみに終点の神聖王国バハムート

 第三都市「テリウス」までは、

 大人一人銅貨200枚必要なのだと言う...



 ナザリ村まで25時間を予定していると、

 言われている、俺達は、

 暫く寝る事にしたのだ! Zzz ...

..........



 周りが騒がしい..マルスの目が覚めて

 どうしたのか?...周りを見ると、 

 タムリンとルゴルさんが、

 居ない...巨漢の女性オグルや、

 猫ヒューマノイドもいない...

 マルスも立ち上がり、

 外へ出てみる事にした...



「タムリン、どうしたんだ? 」



「ああ、マルス起きたのか! 

 何者かが、矢を御者(ギョシャ)に 

 放って来たみたいなんだ!



「えっ」

 

 マルスが御者の様子を見に、

 幌馬車の前へと行った...


 

 マルスが御者を見ると、

 太ももに矢が刺さったのか、

 太ももの所を白い手拭で縛ってあり 

 赤く血が(にじ)んでいる...



 猫ヒューマノイドが、辺りを

 探索していたが、戻って来て言った..



「辺りには、何の痕跡(こんせき)も無かったよ!」



「よしっ 此処で何時までも時間を

 食っていられん出発しよう」   

 ルゴルが言った!



 御者(ギョシャ)に巨漢の女性オグルが

「行けるかい?」 と聞く...

 すると御者が!



「へい、もう大丈夫です出発しましょう!」 

返事を送った!



 全員、幌馬車に乗り込み、

 再出発を開始した...



 それから暫くは何も起こらなかった、 

 しかし..



「ぐはっ!」

  


「何じゃっ!」


 ルゴル達が幌馬車から飛び出した...

 マルスとタムリンもそれに続く...


 

 見ると、多人数に囲まれてしまった

 様だ、俺達は、武器に手を掛けた...

 猫ヒューマノイドと 巨漢女オグルも、

 武器に手を掛けている...



 ルゴルが御者の様子を見て来て言った!



「ダメじゃ!」

 

 死んどる...



 俺達は、気を引き締めた、幌馬車の影に

 隠れながら敵の影を探知する.....  

 マルスが影に向け


「サンダーアッシュ」を放った!!



「ビュッ ビカッ ドガーーーン!!!」


 凄まじい雷鳴が落ちたのだ、

 辺りの木々共々木っ()微塵(みじん)

 なっている...見ると敵の体の

 一部と見られる物も混ざっている...



「なんだぁ! 何が起こったんじゃー!!!」


 

「何なの!」


 皆、ビックリしている...



 サンダーアッシュを使ったマルス

 本人が、一番ビックリしていた...



「何ちゅう威力なんじゃ!」


 

「何ていう武器なのよ!」



「化け物じみた威力だわ」

  

 

 敵が慌てたのか、一斉に姿を現し

 総攻撃を掛けて来た、覆面をして

 皮の鎧を身に着けショートソードを

 装備した集団だ!


  

 巨漢の女オグルが、敵集団に突撃して

 行き「バスターソード」を振り回す!


 

「うげっ ぐはっ ぐほっ 」


 

 ルゴルとタムリンもそれに続く..



「だりゃー おりゃー ぐはっ ドスン」



 猫ヒューマノイドが、軽くしなやかに、

 敵の攻撃を交わしながら、 

 レイピアで、敵を屠って行く...



 マルスは多数の敵が居て味方が

 巻き込まれない場所を探していた... 

 丁度 狙い目の集団、

 恐らく{6名前後} に対して 

 サンダーアッシュを解き放った...



「ビュン! ビカッ ドガーーーン!!!」 

 反則的攻撃の雷鳴が、

 そいつらを襲った...



南無阿弥陀仏(なぶあみだぶつ)」木っ端微塵だ、 

 助かった者はいない....

 ふー 全くこいつは何て威力なんだ!

 


「どうやらお終いだねぇ!」



「もう 敵さん居ないみたいだよ」



「一体 コイツラ 何なのかねぇ?

 盗賊にしては数が多くないかい?」



 ルゴルは周りを見てから..

「うむ、そうじゃな、良く分からんが、

 みんな無事じゃな...」



 猫ヒューマノイドと

 巨漢の女オグルが手を振る...

 タムリンも真似して手を振った...



 敵の数は恐らく20は居てたじゃろう、

 しかしマルスの

 サンダーアッシュのお陰で、

 多くの敵の体が、ぐちゃぐちゃの

 ばらばらに、なってしまっている...



 だいたいその位の数と言う事だろう...



「しかし、皆、やりよるわい

 お主達は傭兵なのか?」

 ルゴルが、巨漢の女オグルと

 猫ヒューマノイドに聞いたのだ...



「ええ!

 私は元々神聖王国バハムートで

 傭兵をして暮らしていたんだよ、 

 向こうでは、

 それなりに名も知られていたんだ、

 しかし、マンネリになり面白く

 無くなって、旅をしてたんだ、

  

 そして久しぶりに帰って

 来ている途中だって訳さ。」



「私は、旅の語り部だよ、 

 何時も旅してるのさ、

それから私の事、

 猫ヒューマノイド

 何てセンスの無い

 呼び方しないでよね!



 私には「クラウディア」と言う名前が

 ちゃんとあるんだよ!」



「ワッハッハ♪ 許せクラウディア 

 知らなかっただけじゃ!」

 


「こっちも女オグルなんて、

 呼ぶんじゃないよっ!

「ドミニク」と言う名があるよっ!」



「わっはっはっは!

 分かった分かった!」


 

「わし達も名乗ろう!

 ルゴルじゃ! タムリンです!

 マルスです!」

 


「マルス様~♪マルス様は本当に

 凄いお方だったんですねー♬」  

 クラウディアが何時の間にか

 マルスの傍に行き、

 マルスに陶酔(とうすい)している...



「いや あれは僕が凄いのでは無く、

 サンターアッシュが凄いだけだよ!」


 

「またまた~♪マルス様はシャイな

 お方なんですね♪マルス様が凄い

 御方だと言う事を、このクラウディア 

 理解出来ましたわ!」



「ドミニクさんのバスターソード

 での戦い、凄かったですねぇ、 

 敵をバサバサやっつけて行って

 凄かったなぁ!」

    


「タムリン、あんただって、

 バサバサ殺ってたじゃん...」



 タムリンは、ドミニクの圧倒的な

 パワーに憧れを持ったのだ、 

 ドミニクは、逆に、

 異様に強力な武器を所持している

 タムリンが隠している「力」を

 使わずに敵を倒して居たと思い込み、



「只者ではない」と勝手に思い込んで

 いたのだった.....



 そして俺達の話声が聞こえたのか、

 幌馬車から商人の二人が下りて来た...

 


「あわわ、皆さん大丈夫なんですか? 」 

 中年の女性商人が、声を掛けて来た...

    

  

「おお もう大丈夫じゃ、心配いらんぞ」



 初老の商人が聞いて来た..

「一体、何が起こったのですかな?」


 

「盗賊かなにか分からんが、大勢で

 襲ってきよったんじゃ!

 全部倒したがな!」



「そうだったんですね、あなた達の

 お陰で、助かりましたぞ!

 感謝いたします。」



「所で、もう一人居てたよな?  

 あの盗賊の様な人間の男は

 何処へ行ったんだ?」


  

 幌馬車の中を見ても誰もいない....



「初めから怪しい奴だとは思っていた

 けど、もしかしたら、

 あいつ等の仲間だったのかもね」



「そうじゃな、クラウディア」

 


「さて、御者は殺されよったわ、 

 どうするんじゃ?


 儂等は、ナザリ村まで

 だったんじゃが、お主らは、

 自分で御者して行くんか?」

  


「ええ 取り合えず私が御者するわ」

 ドミニクがギョシャを

 してくれるらしい...



「頼みます!」

 タムリンが言う、

  


 そして、御者の死体を下ろし、

 穴を掘り埋めてから、ドミニクの横に

 ルゴルが乗り出発したのだ...

..................



 数時間後、ナザリ村に付いた俺達は、

 宿屋を見つけ一泊する事にした、 

 ドミニクとクラウディアそれから、

 初老の商人と中年の女性商人は、 

 同じ宿屋の中にある、お食事処(ミラノ)で、

 次の幌馬車が来るのを

 待つ事にした様だ...



 俺達は宿部屋から出て来て、

 お食事処ミラノに入って行くと、 

 クラウディアがマルスの横の席へと

 やって来た...



 よっぽど気に入られたようじゃなw


「わっはっは! 愉快じゃ」 

 ルゴルは上機嫌だ♪



「マルス様~♬ マルス様達は

 この村に何をしに来たのですかぁ?」

 


「ああ、仕事だよ」

 そっけ無く言う...



「どんな仕事なんですかぁ? 」



 マルスは、ルゴルの顔を見、

 それからタムリンの顔を見た...



 ルゴルが言った、

「わしは話しても良いと思うぞ」



 タムリンも「僕も同じ意見だよ」



 マルスが頷き、そして話始めた...



「今回、僕たちの仕事はここから西に

 40キロ程行った所にある

 クロウラーの巣にある、

 あるアイテムを持って帰ると言う

 仕事で来ているんです」



「あんた達、ひょっとして

「デスクロウラー」を倒そうと

 言うんじゃないだろうねぇ? 」



 話を聞いていたのか、ドミニクが話に

 割って入って来た... どうやら

 ドミニクはデスクロウラーを

 知っているみたいなのだ...



「おや! ドミニクはデスクロウラー

 を、知っているのか?」

 


「やっぱ、あんた達、只者じゃないねぇ!

 あれを殺りに来るなんてねぇ」



「どうだい、デスクロウラーを殺る

 ならあたいも混ぜてくれねぇか?」



 ドミニクがそう言うと、

 クラウディアが!



「私もー、あんた私が先にマルス様

 から話を聞いたのよ!!! 」 

 と怒っている...



「わっはっは まてまて、 

 話を聞け!この仕事の報酬は、

 ちょっと複雑なんじゃ、言うなれば、

 タムリンの装備とマルスの装備と 

 儂への金貨と、マルスへの金貨 

 タムリンへの金貨と、皆 

 バラバラなんじゃ」



「デスクロウラーを殺れるのなら、

 あたいは報酬はいらないよ!」



「ドミニクが報酬要らないなら 

 私も要らないぃ!」



「まてまて、命がけの仕事をするのに

 報酬なしでさせる訳には、

 いかないわい!!!

 そこでじゃ! 

 提案があるにはあるんじゃが聞くか?」


 

「聞く 聞く 聞く! 聞きまーす!」

「私も聞きたい!」

   


「うむ、 では言うぞ、こうしよう、

 クロウラーの巣で出たアイテムは、

 最深部にある宝珠以外は、

 そなたら二人の物にする、 

 アイテムが隠されているのか? 

 また出るのか? 見つけれるのか?

 全て分からん、

 博打見たいな提案じゃか、 

 良い物が眠っているかもしれん、

 どうじゃ、 命がけの仕事じゃぞ、

 本気で考えろ...」

.............

......


 先に口を開いたのはドミニクだった

「考える事もない! 私の目的は

 デスクロウラーを倒すと言う事のみ

 後は、おまけで良い!」



「私も、その条件で良いわ♪ 

 マルス様とまたご一緒

 出来るんですもの♡」

 ハハハ(汗) マルスは少し引いた....



「決まりじゃな! お主等、また 

 よろしく頼むわい」

 タムリンとマルスもにっこりして、 

「よろしく! 」

 っと 立ち上がって言った!!



 その日は出された料理を食べ、 

 部屋に戻って寝床に付いたのだった。

.............


わっはっは

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