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Many countries(多数国) ・ウォー  作者: あみだくじ
4/295

首都ラーカイムで

まだ 少ししかラーカイムには居ませんが...

             その三



俺達3名はラーカイムを目指し

 歩いていた... 他の西門の

 生き残りメンバー達は、

 王国軍主力の到着と共に

 グリッチ村へと付いて行ったのだ、 

 俺達もミラーさんに誘われたのだが、

 

 ラーカイムに叔母(おば)幼馴染(おさななじみ)

 待たせていると言い、

 断りを入れたのだ、 

 この事はミラーさんも直ぐに

 賛成してくれた、王国軍の到着で、

 最早、俺達の活躍する出番は無い

 だろうと言う見方だったからだ...



 俺達は首都ラーカイムまで、

 およそ後22キロの所まで来ていた、

 しかし度重なる事態に疲労していて、

 歩く速度が遅く成っていた..


 本来なら大人の歩く速度は

 ゆっくりでも約5㌔ 

 早く歩くと6㌔以上の速さで

 歩く事が出来る、22キロを歩くのに

 4時間も掛からないだろう。


 

 仕方なくルゴルが言った..


「 休憩じゃ! 」


 それを聞いてタムリンとマルスは、 

 ほっ♪ としたのか?



 崩れ落ちた...



「なんじゃ お前等! 情けないのぉ~」

   ルゴルが言った..


 ルゴルは辺りを見回し、街道(かいどう)

 脇に小さな水の流れを見つけ、 

 水筒に水を組んで来てくれた!


 

「 ほれっ これを飲め 」

 

 

 タムリンは必死に水を飲み、 

 マルスへ渡す..

 マルスも、(しばら)く夢中で飲んでいた...



「もう直ぐじゃ! まともに歩いたら

 3時間程で着く距離まで来ておるぞ  

 少し 休憩したら出発じゃ... 」


 

「はい ルゴルさん! 」 

 あまり元気なく

 俺達二人は返事した」

.......



 俺達3名は、やっと

 ムルタイド王国首都ラーカイムの

 東門までやって来ている、

 ここで、簡単な審査を受けるのだ、  

 前に20名程の人達が並んでいる、

 俺達も後ろに並んだ...



 やっと順番が回って来て俺達は、 

 ベルマ村の出身でグリッチ村から

 逃げて来たと語った...



 すると簡単な検査で、

 俺達を通してくれたのだ...



 門番の兵士達が言った!

「大変だったな、お前達、もう安心だぞ

 ラーカイムへようこそ!」



 俺達は門番にお辞儀をして、 

 ラーカイムの町へと入って行った...



 人口22万、

 ムルタイド王国首都ラーカイム、

 中間国の首都として十分な人口と

 経済力と文化度、研究開発力を持つ、

 近隣国(きんりんこく)の中でも

 有数の経済都市である...



 周辺諸国はと言うと


 

 東に、ブーマルク共和国

 ジャハルダム自治領、



 南に大国「神聖王国バハムート」



 西に小国 同盟国の


「ブルタイム新皇国(しんのうこく)

 シュテンブル公国


   

 北に中間国の

「ロ・バルモント北方連合国」

   


 大体、国境を面した周辺国は

 この様な国に面している...

 


 俺達はそんな感じの情報を

 仕入れていた!



 今は宿屋「希望の茜亭(あかねてい)」に 

 一部屋借りている、三人一緒だ、 

 この希望の茜亭は、ちょっと

 ポロいが、料理が旨く、とても安い、

 良心的なお店だったのだ、 

 見つかって幸運だったよ..



 俺達がラーカイムに来てから

 3日が経っていた、まだ、 

 メリンダ叔母さんとフローラを

 見付ける事に成功していない!

 

 

 一体 何処に居るんだろう? と 

 思っている、大体此処ラーカイムは

 デカ過ぎるんだ! 俺達の村と比べると

 100倍以上デカいだろう、もはや 

 デカ過ぎて良く解らないのだが...



 人の多さにもビックリしていた、 

 とにかく人が多いのだ、 

 あっちにも 此方にも、

 人 人 人が (あふ)れている...



 俺達はまるで、おのぼりさんの

 様になって居たのだ!



 俺達三名は、

 まず何をしなければいけないのか?

 を話し合い、三人共に先ずはお金が

 要る事を言葉に出した、

 

 それで稼ぐにはどうすれば

 良いかを話し合い、

 ここラーカイムで旅人達が

 手っ取り早く稼ぐ為に

「傭兵ギルド」に行って仕事を

 受けるのが良いと言う事を

 聞きつけたのだ!

 

 その事を話し合うと、三人共 (うなず)いた!


 

「傭兵ギルドへ行こう」



 傭兵ギルドにやって来た..

 結構 立派な建物だ、

 中に入ると、50名程の人が居る、

 俺達は、先ずは掲示板を

 見る事にしたのだ! 

  

 色んな要件が書いてある

 紙が貼り付けられている、

 その中から一つを

 選んで読んで見た..



「なになに、護衛任務、

 ラーカイムから南の商業都市

「ウォルリッシュ」までの警護(けいご),,,」



 マルスが紙を持ち


「これでいいんじゃね? 」

 


 ルゴルもタムリンも、

 其れで良いと、思った様だ!


「良し! この紙を持って

 受付に行って見よう! 」


 マルスが先頭に立ち

 受付へと歩いて行く...



 受付に着くと、カウンターの

 後ろに、綺麗なお姉さんが

 待っていた、直ぐに手に持っている

 紙を渡せと指示して来たのだ...



 マルスは手にした紙を渡し、 

 少し待った、すると

 受付のお姉さんが、

 これ 三名でするのですか?


 と 聞いて来た...



 どうやら、この仕事は5名以上、

 必要らしく、後2名補充(ほじゅう)

 しないと、受けれないらしい...



 そんなやり取りをしていると、 

 二人組の女性が話しかけて来た...



「あんた達、その仕事で

 二人足りないんだろ! だったら 

 あたいら二人と組まないかい? 」



「うっ!」


 マルスはどうすれば良いかと、

 ルゴルを見てみる、

 しかしルゴルは、そっぽを向いた...


 次に タムリンを見る、すると 

 タムリンもそっぽを向いたのだ..



 仕方がない、マルスはこの流れに任せて

 二人組の女性にOKを出したのだ...



「OK  此方(こちら)も助かるよ、5名以上

 いないと受けれなかったんだからね」

 

 

 マルスは直ぐに受付のお姉さんに、

 二人増えた事を告げ

 その仕事を受けたのだった...


..............



 所変わって...此方(こちら)では、 

 メリンダとフローラが、

 とても大きな邸宅(ていたく)

 中庭を散歩して居たのだ、


 この大きな邸宅を所有しているのは、

 メリンダの学生時代の親友で、

 大変仲の良かった、



「シャーロット・マクファーソン」



 今は結婚して

 

「シャーロット・アシュタロット」


 と言う名前になっている!



 メリンダは17才まで、

 王都のラーカイム高等女学院に

 主席の地位で在籍していたのだ、

 将来は、大学へ特待生で行く事が

 決まっていたのだが..



 しかし姉夫婦が暴漢に襲われ

 亡くなった事を知り、

 一人残った、マルスの事が心配で、

 ベルマ村に戻ってマルスを引き取り

 2人で暮らし始めたと言う過去を持って居た。  



「メリンダ~♪ 

 お茶が入りましたよー 

 此方へいらっしゃい~」



 フローラが、手を振り、


「は~い 今 行きま~す♪」 と


 のどかにやって居たのだ...



「さぁ フローラさん座って座って♪」

 

  

「うふふっ♬ シャーロットったら 

 はしゃいじゃって」



「当ったり前じゃない、

 こんなに楽しいのに、

 あなた達が来る前までは、

 私、話し相手も居なかったのよ~♪」



大袈裟(おおげさ)言わないでよ、

 凄く助かってるんだけどねぇ」


 

「あら 本当なのよ、こんなに

 本音で話しを出来る相手は

 メリンダしか居ないんだもの! 」


 

 シャーロットは本心を言っている

 様だ、表情からも読み取れる...


 こう言う大きなお屋敷に住んで

 いると中々、本心を言う相手が

 出来ないのかもしれない...

 


 シャーロットの旦那様は、

 ムルタイド王国王国騎士団の中で、


 守りの(かなめ)と言われている

 アーマーナイト軍の総司令官で


 王国軍騎士の中ではアーマーナイト

 の中のアーマーナイト


将軍(ジェネラル)」の地位に

 居る方なのである、


 名は【ウォーレン・アシュタロット】

 

 

 今は、王都から南に位置する都市 

 ウォルリッシュの総司令官として

 赴任(ふにん)している、

 

 だから年に数回しか会う事が出来ない

 状態が続いているらしく、

 

 最初メリンダが旧友を頼りにやって

 来た時は、それは もう 涙を流して

 お互い抱き合ったと言う訳だ...



 優雅(ゆうが)にお茶を飲みながら

 シャーロットが話始める...



「メリンダ フローラさん、 

 あなた達にお願いしたい

 事があるんです、

 話を聞いて貰えますか? 」



「んっ? 何だろう?」



 急に真剣な目になって話を

 して来られたので、


 メリンダとフローラも同じように

 真剣に話を聞き始めたのだ...



「どうしたの? シャーロット? 」



「ええ、実はあなた達二人に

 商業都市ウォルリッシュに

 行って貰いたいのです」



「それはどうしてなの?」



「ええ 説明するわ」



 大雑把(おおざっぱ)に説明を

 受けたのだが、

 要はウォルリッシュに赴任

 しているシャーロットさんの

 旦那さんの所へ大事な品物を

 シャーロットの代わりに

 持って行って欲しいと言う、

 お願いだったのだ...



 自分で何故 渡しに行かない

 のかと聞いたら、

 周りの目もあり、個人的な事情で、

 家の主である妻が勝手に

 屋敷を離れられないと

 言う事らしい、

 妻の頼まれ人と言う地位なら、

 ウォルリッシュ総司令官に

 会う事が許されると言う事だ

 結構 会うだけでも大変な事よね!



 かなり良い馬車が用意されていた、

 中に入ってベンチシートに座ると、

 ふわふわな座り心地に、

 これならお尻が痛くならないわ!


 と 二人は安堵したのだ!

 

 

 屋敷の手伝いの人達が荷物を

 積み込んでいる、そして、 

 シャーロットが馬車の中に

 入って来て小さな荷物を、

 メリンダに手渡す、


「お願いします」 と...


 

「南門の出た所に警護に(やと)った

 方達が5名待って居ます、 

 その方達とご一緒して下さい」と

 前もって言われていた、



 馬車から降りてシャーロットが

「では 頼みました! 出発して下さい!」


 シャーロットが深々頭を下げ、

 出立を見送った...

..........



 俺達5名 タムリン マルス ルゴル  

 マルローナ ラナ 等は南門の前で

 今回の仕事の雇い主を待っていた!



「そろそろ来る頃だろう、空は快晴、 

 今日は良い天気で良かったね」


 

 呑気(のんき)な事をマルスは

 話している、取り合えず黙った

 ままのメンバーの気を晴らそう

 としてリーダーとしての気を

 使ったのだ...



 ギルドで請負の紙をカウンター

 のお姉さんに持って行った

 だけなのだが、メンバー全員が

 マルスをリーダーだと

 思っている様なので、仕方なく

 そう言う事にしておこうと、 

 振舞(ふるま)っているのだ...



 俺達3名は何時もの装備だ、

 ロングソードにショートソード 

 長槍それから皮の胸当てだ、

  


 マルローナとラナの二人は、

 クロスボウと細身の剣 皮の服を

 装備している、聞くと、


 クロスボウはムルタイド製の

「ゲーマルク・マークII」と言う、


 5連装連発式で、

 一般で売られている物としては、

 最新型の機種らしく、

 上等な装備なのだと言っている。



 そう言う装備の話をしていると、

 この二人、マルローナとラナは

 嬉しそうな顔をして話すのだ、

 根っからの武具マニアだな!



 そう マルスは頭の中で思って居た..



 そうこうしているとちょっと

 上等な馬車が、

 俺達の前で止まったのだ、

 

 俺達は、来たな? と 

 馬車のドアが開くのを待った

...


 ガチャリッ.



 ドアが開くと驚くべき事に

 フローラが出て来たのだっ!



「えっ!」



「フローラ!」


 

 続けてメリンダが出て来ると..




「メリンダ叔母さん!」



 マルスが叫んだ、



 

 俺達、マルスとタムリンは、

 ビックリこいたのだ!!!


 余りの予期しない出来事に、

 思考が付いてきていなかった、

 先にフローラが言葉を

 発して来たのだ!



「マルスっ! タムリン!」

 


 大声を上げ、フローラは後ろ

 から出て来たメリンダを見た...



「マルス タムリン二人とも無事

 だったのね、良かったわ」

 

 メリンダが(あわ)ててマルスの

 元へやって来て、

 マルスを抱きしめる..


 .....

....

...



マルスはメリンダと抱き合いながら

 


「メリンダ叔母さん、探しましたよ~ 

 会えて良かったー!」


  

「フローラ 何処に隠れてたんだぁ? 

 探したよー 」


 タムリンがフローラを抱きしめ、 

 ほっとした様だ。



「処でメリンダ叔母さん何時まで

 抱きしめてるの?..」


 はっとして、皆が見ている事に

 気が付いたのか、

 メリンダが少しだけ恥ずかしそうに

 マルスから離れた...


    

 未だにメリンダの中ではマルスは

 小さな子供のままだったのだ!



「メリンダ叔母さん、何故ここに

 来られたんですか?」


 

「マルス、あなた達が護衛の方達なの?」



「はい そうです、俺達が

 傭兵ギルドから請け負った

 仕事でここで待っていたんです」

 

  

 俺達は、大まかな説明を

 メリンダ達としてから、

 メリンダとフローラ、

 タムリンとマルスが馬車の客間に

 乗り、マルローナとラナが馬車の

 後ろにある荷台に乗り、

 ルゴルが御者(ギョシャ)の横に

 乗って出発した...



 商都ウォルリッシュまでは、

 約500キロの距離がある、

 

 馬車での移動だと、一日約130キロ

 は走れると思うので、急ぐと4日で

 着くはずだ、一日余裕を見ても5日

 あれば必ず着くだろう...  

........



 俺達がラーカイムから

 馬車での移動を開始してから

 3日が経っていた、

 

 これまでの行程(こうてい)では、

 特に何の問題もなく、

 馬車の移動もスムーズに

 過ぎ去って行ったのだ、

 今はカーポンド村にある宿屋「レイモンド」の

 食堂で、ディナーを食べている...



「おっちゃん!、

 このブッファローウイング

 と言う料理ナイスな味だぜぇ♪」



「へい、タムリンそいつぁ!

  ありがとよー 自慢の一品だぜぇ♪」


 そう言って、また厨房(ちゅうぼう)へと

 おっちゃんは、行ってしまう...



 俺達はこの宿の親父の事を

 通称「おっちゃん」と呼んでいる、

 

 それは初めて挨拶(あいさつ)した時の事だ!



 俺達と入れ違いで宿を出て行く、

 旅の親子連れの子供が、おっちゃん!


 おっちゃん!

 と連呼していたからだ、てっきり 

 この親父は、おっちゃん! と

 呼ばれていると思い、


 マルスが最初からおっちゃん!

 と呼んだのが始まりである...



 皆、食事が終わりタムリンは厨房に

 居る、おっちゃんの所へと情報を

 仕入れに動いた... 暫くして...



「後 ウォルリッシュまで

 150キロ程度あるそうです」

 

 タムリンが宿屋の主人から情報を

 仕入れて来た事を話始めた...



「早朝から急げば、明日には

 ウォルリッシュに着くね」

 と マルローナが言った。



「マルローナさん、それはちょっと

 難しいようなんです、

 ここから30キロ程行った所に

 難所(なんしょ)があるらしく、

 馬車で通る場合は、

 かなりスピードを落として

 通過しないと、谷底へ

 落ちてしまうと言われました...


 それから、その峠で、

 最近盗賊が良く出ると

 教えて貰いました、

 そこが一番の注意地点です! 」

 


「ほー それじゃあ やっと 

 あたいらの出番じゃん♪ 

 こいつの出番もある様だね」 と


 

 クロスボウをナデナデしている... 

 

  

 ラナ

   

「このハンバーグ美味しいね♪」 


 フローラ

 

「うん 美味しいね♪」

 


 どうやら ラナとフローラは話に

 興味が無いらしい...



 宿には泊まれるのだが、2部屋しか

 借りれなかったようで、

 女性陣に部屋を譲り、俺達

 タムリン マルス ルゴルの3名は、

 食堂で夜を明かす事にした...



 その事に反対したメリンダが、 

 マルスとタムリンに、フローラと

 一緒の部屋で寝るようにと、

 最後まで抵抗していたが、

 ガンコに言う事を聞かない二人に、

 諦めたのか、仕方なく二階にある

 部屋へと上がって行ったのだ...


  

 朝食を食べ終え、出発しようと、

 外に出たマルス達の目に、

 ボロボロの恰好(かっこう)をした

 中年の男性の人が歩いて居るのが

 見えた! タムリンが声を掛ける...



「あの 何かあったんですか? 」

  ...............



 すると 暫く経ってから此方に

 気付いたのか、ポロポロの人が

 話し始めた...



「ああ ナザルダル峠で

 私の馬車が襲われたんです、

 商品が馬車事、

 奪われてしまいました...


 護衛に雇った傭兵の方達は、

 殺されてしまいました、

 ああ 神様 どうすれば...」



「敵の数は?

 その話 詳しく話すんじゃ! 」


 ルゴルが 商人らしき

 ボロボロの人物に

 もっと詳しく話せと言って居る...



 ボロボロの商人が見た事をルゴルに

 話した、どうやら敵の数は10名程で、

 武装はショートソードにクロスボウ 

 だと言っている 


 ルゴルがボソッと言った、 


「5vs10か」


 

 マルローネが 鋭い眼光で、

 やる気を見せている、やる気満々だ!



 俺達は、メリンダとフローラにここに

 残る様に言って見たが、

 全く取り合ってくれなかった

 絶対行くわっ!!!  と 二人揃って

 言われてしまった!...



 仕方ない、マルスが「出発しよう」

 と号令を掛け 

 全員で出発を開始した..



 周りが渓谷(けいこく)

 差し掛かって来て、そろそろかな?



「そろそろ例の場所だ、

 皆、気を引き締めて! 」


 マルスと タムリンは馬車を降り、 

 歩きで外を警戒する。



 暫くすると、

 突然、矢が飛んで来た、

 馬車の木枠(きわく)

 当たったので被害はない。



「お出でなすったな」


 ルゴルが言う、

 

 ルゴルも馬車を降り

 戦闘態勢に入った、長槍を構える.



「ビッュ ビッュ 

 ビッュ ビッュ ビッュ」


 マルローネの

「ゲーマルク・マークII」が

 火を噴いた、

 立て続けに矢が放たれると、

 


 ドサッ ドサッと 

 二人が崖の上から落ちて来た!



「スゲェ」マルスが言った。



 更にラナの

 ゲーマルク・マークIIも火を噴く!


「ビッュ ビッュ 

 ビッュ ビッュ ビッュ」


 

 ドサッ

 

 また一人崖の上から落ちて来た...



 馬車の前方に5名の

 盗賊が迫って来ている!



 ルゴル タムリン マルスの

 三名が長槍を前に突き出し、

 揃って 前に進んで行く!



 グサッ グサッ グサッ!


 

 盗賊三名を突き刺したが、

 残り2名の盗賊がマルス目掛けて

 ショートソードで襲い掛買って来た!


 すると後方から..


 ビッュ ビッュ



 クロスボウの矢が飛んで

 来て盗賊の額を打ち抜いたのだ、



 タムリンとマルスが後ろを見ると、 

 後方でも2名の盗賊が倒れていた...


 タムリンが手を挙げ感謝の意を表す、



 凄いな、クロスボウの威力と言うか、

 マルローナさんとラナさんは...



「片付いたみたいだね、」

 

 二人が盗賊の死体を(あさ)りながら

 そんな事を言っている、

 前の死体は谷に落として

 出発しましょう!

 

冷や汗を流しながらマルスは 


「流石慣れてるのか..」

 

 人の死にまだ慣れて居ない

 マルスはそう言うのが精一杯だった、




 それから俺達は、

 難所をゆっくりとしたペースで

 進んで行き、暫くすると、

 道幅が広くなり始め、また 

 最初の配置で、全員馬車にのり

 ペースを上げて進んで行く..



 5日目の朝が来た...


 もう数時間で、ウォルリッシュに付く

 所まで来ていた、

 夜中 無理をすれば

 ウォルリッシュに辿(たど)り着けたと思うが、

 後 ちょっとを

 無理をして台無しになる事を

 心配して、手堅く行く事を

 マルスの独自判断で決めたのだ。



 皆、文句も言わずに 

 直ぐに同意してくれたのだ、 

 その事に気を良くした

 マルスは、少しはリーダーとしての

 判断が出来て来たのかな? 

 と

 少し安堵していた。

 

   

暑い、 とっても熱い夏の夜です。

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