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シンとレンの十二の冒険  作者: くらいね
第一章 捜索編
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71話 三人旅の始まり

「ん〜〜」


 次の日の朝、シンは目が醒めると体を伸ばして欠伸をした。そして、目を擦りながらふと横を見ると、布団を覆って寝ているレンの左腕にサレサが抱き付いて気持ち良さそうに寝ていた。


「何だか親子みたいだな。」


 シンはそんな様子を見て思わず微笑みながら言った。


「ん〜、おはよう、シン。」


「ああ、おはよう。」


 体を伸ばして眠たそうにして言ってくるレンにシンは返事をした。


「にゃむ、にゃむ。もう、食べられない……」


「サレサは夢の中でもご飯を食べてるんだね。」


「全く、食いしん坊な奴だな。」


 寝言でそんな事を言ったサレサを見て、シンとレンは微笑みながら言った。


「顔を洗ったら朝ごはんにするか。」


「うん。サレサ、朝よ、起きて。」


 レンがシンに返事をすると、寝ていたサレサの体を揺さぶって起こそうとしていた。


「う〜ん……あと少しだけ〜……」


「え〜、ちょっと、サレサ?起きなさい。」


 サレサが布団に包まって更に寝ようとすると、レンがサレサの布団を剥ぎ取った。


「うう……」


 すると、布団を取られたサレサが寒そうにして体を丸く縮めていた。そして、布団を取られた事に気付いたのか、体を起こして眠そうに目を擦りながら起きた。


「はぁ〜、おはよ〜う。」


「おはよう。」


「おはよう、良く寝てたな。」


「うん!」


 起きて挨拶をしてきたサレサに二人が返事を返すと、サレサは元気良く笑顔で返事をした。それから、三人は身支度をして、宿で朝食を摂っていた。


「にしても、昨日といい、サレサはよく食べるな?」


「うん!」


 シンはサレサのご飯をむしゃむしゃと食べている様子を見て呆れた感じで言うと、当の本人は何も気にしていない様子で元気に返事をした。すると、町へと続く宿のドアが開いた。そして、中にリネオス兵士が入ってきた。


「ここに居ましたか。」


「おお、それでどうだった?」


「はい。トレミアムまでは砂漠があるので、馬車で行けるのは砂漠の近くにあるドーラという町までだそうです。」


「そうか。分かった。準備が出来たら直ぐにそっちに向かう。」


「はい。では、オルターベルンに入って来た時の入り口でお待ちしています。」


「悪いな。」


「いえ、それでは。」


 そう言って、兵士が宿から出て行った。


「ドーラか。どんな町なんだろう。」


「行ってみれば分かるよ!」


「フフ、そうね。」


 シンの言った事にサレサが元気に言うと、レンがサレサの様子を見て笑いながら笑顔で言った。

 それから三人は部屋に戻って荷物を持つと、宿を後にした。

 そして、三人は兵士が言っていた場所まで歩くと、そこにはドーラ行きの馬車と兵士たちが居た。


「待たせたな。」


「お待ちしておりました。こちらの馬車です。」


「悪いな、何から何まで任せちまって。」


「いえいえ、我々はこれからリネオスに戻って、この町であった事を伝えに行きますが、これから先は何があるか分かりません。ドーラまでは一週間ほどかかるそうなのでお気をつけ下さい。」


「ああ。」


「ありがとうございます。」


「ありがとう!」


 親切にしてくれた兵士に三人がお礼を言った。それから、三人はドーラ行きの馬車に乗り込んだ。


「王様たちによろしく伝えてくれ。」


「はい。それでは我々もリネオスに向けて準備を進めますのでこれで。」


「ああ、世話になったな。」


 こうして、シンとレンはサレサが新たな仲間になり、オルターベルンを出発して、トレミアムに向かう為に、まずドーラへと向かった。


次回、今までの冒険


見てくれてありがとうございます。

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