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シンとレンの十二の冒険  作者: くらいね
第一章 捜索編
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68話 ニールの行方とオリフレットシーフの能力

「ところで二人は何で私を捜してたの?」


「それは、今私たちは赤髪のニールって人を捜してるんだけど、オルターベルンでそれらしき人物が居たっていうのが分かったの。それで色々兵士の人から話しを聞いたら、そのニールらしき人物と謎の青髮の女の子が何か話しをしていたっていう事が分かって。でも、それからニールがどこに行ったか分からなかったから、行き先を知っているかもしれないその謎の青髮の女の子に話しを聞こうと思って、その女の子が向かったかもしれないこのダンジョンまで来たの。」


「へぇ〜」


 サレサの質問にレンが答えると、レンの話しを聞いたサレサが驚いたといった顔をしていた。


「何か知っている事はないか?」


「赤髪か〜……」


 シンの問いにサレサが難しい顔をして思い出している様だった。


「……あっ!思い出した!」


「本当か!?」


 サレサがそう言うと、シンが真剣な感じで聞いた。


「うん。少し前にオルターベルンに寄った時にあった人が確か赤髪だった気がする。」


「じゃあ、本当に……」


 サレサの話しを聞いたシンが複雑そうな顔をしていた。


「その時の事をもう少し詳しく聞かせて?」


「うん!えっとね〜、確かあの時は私がオルターベルンの町にたまたま寄った時だったんだけど、その日はもう辺りは真っ暗で人もあんまり歩いていない時間だった気がする。私が町を歩いていると、前から赤髪の男の人が歩いてきたの。それで、私とすれ違うぐらいまで近づいたら、その赤髪の男の人が私に話しかけてきたの。」


「なんて話しかけてきたの?」


「うんとね〜、トレミアムっていう町までの行き方を聞かれたの。」


「トレミアム?何処だ?」


「トレミアムは確かここからずっと南西に行ったところにある町の筈よ。」


「そのトレミアムっていう町までどれぐらいあるんだ?」


「分からない。」


「分からない?何でだ?」


 レンの話を聞いたシンが不思議に思って聞いた。


「確かトレミアムって砂漠の真ん中ら辺にある町だった気がする。だから、馬は使えないの。それに加えて、足場も砂で悪いからどうして時間が掛かるのよ。」


「そう言う事か……」


 レンの話しを聞いたシンが難しい顔をしていた。


「それでね!私はそのトレミアムって町が何処なのか分からなかったから『分からないです。』って言ったの。そしたらいきなり腰に下げていた剣を抜いて、私に振り下ろしてきたからびっくりしてつい、電気で攻撃しちゃったの。そしたら、その赤髪の男の人に電気が当たって何も言わずにさささって居なくなっちゃったの。」


「兵士から聞いた話しとほとんど一緒だな。」


「うん。この子が私たちの捜してた青髮の女の子みたいね。」


 サレサの話を聞いた二人は謎の女の子の正体がサレサだというを確信した。


「ところで、何で二人はそのニールって人を捜してるの?」


「それは……」


 サレサは首を横にしながら二人に聞いてきた。レンはサレサの質問を聞いて、シンの事が気になって言葉を詰まらせた。


「ニールってのは俺の兄さんだ。」


「へぇ〜」


 シンの話しを聞いたサレサが関心した感じの返事をした。


「そして、殺人を犯した人物でもある。」


「あの人、そんな怖い人だったの?」


 シンの話しを聞いたサレサは困った顔をしていた。


「昔はあんなんじゃ無かった。突然変わっちまった。」


「そうなんだ。詳し事は分からないけど、確かにシンお兄ちゃんに似て優しそうな目をしてた様な気がするよ。」


「……そうか。」


 シンの話しを聞いたサレサがそう言うと、シンは思いつめた顔をしていた。それを見ていたレンも悲しげな顔をしていた。


「二人とも!そんな顔しないでよ?これからそのニールって人を止めてあげれば良いじゃん。だから、元気出して?」


「お前……」


「……そうね。ここでグズグズしてても仕方ないしね。」


「……そうだな…」


 サレサの言葉を聞いたレンが元気を取り戻して笑顔でそう言った。シンもレンに倣って微笑んで言った。そして、それを見ていたサレサも嬉しかったのか笑顔でいた。


「話しはひと段落つきましたか?」


「ああ。」


「それでは、神器をお渡しします。宝箱をお開け下さい。」


「神器か……そういえば、結局、このオリフレットシーフだかの使い方が分からなかったな……」


「あ〜!その手袋〜!」


 フロリアから神器という言葉を聞いたシンが思い出す様に手に履いている神器を見ながら言った。すると、シンの様子を見たサレサが指を指しながら言った。


「どうした?」


「その手袋に触れたら体から力が抜けていったの。だから私驚いちゃって電気を放っちゃった。ごめんね?」


「あの時か……」


 シンはサレサの話しを聞いて、さっき魔物の状態のサレサに触れた時に電気を食らった時の事を思い出した。


「別に何とも思ってない。というか、力が抜けたってどういう事だ?」


「なんかね、こう〜、そのシンお兄ちゃんの履いている手袋に力が吸い取られる様な感じ?」


 シンがサレサの言った事を聞くと、サレサが体全体で一生懸命表現しながら言った。


「う〜ん、この神器の能力に何か関係するのか?」


 シンはサレサの言った事がいまいち理解出来なかった。


「もしかしたら、誰かに触ったら発動する神器なのかも。」


「そうなのかもしれないな。本当はここに居る本人から聞きたいところだけどな?」


 シンはそう言いながらフロリアの方を見た。


「ふふ、ごめんなさいね。自分たちでその神器の使い方を試して下さいね。」


「まあ、そう言うと思ったけどな……」


 フロリアがそう言うと、シンは呆れた様に言った。


「とりあえず、神器を貰うか。どうする?今回はレンが貰うか?」


「う〜ん、そうね。私が貰ってるおこうかな。」


 シンがレンに神器をどうするか聞くと、レンは迷いはしたものの神器を貰う事にした。そして、レンは翠色の宝箱を開けた。


次回、五つ目の神器


見てくれてありがとうございます。

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