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シンとレンの十二の冒険  作者: くらいね
第一章 捜索編
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11話 アルキトラ到着

 シンとレンはアルキトラまで後一日ぐらいのところまで来ていた。だが、シンは熱を出し、ぐったりしていた。


「シン、大丈夫?」


「ああ、横になっているからだいぶ楽だよ。」


 横になっているシンを看病しながら、レンは心配そうに言った。


「シン様、あと一日ほどでアルキトラなので、あと、もう少しの辛抱ですよ。」


 馬車を引いていたリネオスの兵士が声を掛けてきた。


「そうか、分かった。」


 シンの返事は心なしかぐったりしていた。


「王都の件と長い旅で疲れが出たんだろうな。」


「そうかもしれないわね。」


 そんな事を話していると、視界に古びた時計塔が見えてきた。時計塔の壁には蔦や苔が生え、天辺には大きな鐘があったが、全体的に古臭く、何十年も誰も手入れをしてないのが一目で分かった。


「随分と年季の入った建物ね。」


「この時計塔は壊れていて、ドアが開かなかったり、時計が止まっていたりしていて、誰も直してないんだそうです。」


「そうなんですか。」


「まあ、直ったところで誰に需要があるのか分かりませんしね。」


「へ〜、そんなもん誰が造ったんだろうな。」


「さあ。いつからあるのかよく分かっていないんですよね。」


「ふ〜ん。そうなのか。」


「いいから病人はしっかり休んでください。幸わい、アルキトラは薬が発達している国らしから良かったわね。」


「ああ。」


 それから一日程かけてアルキトラに到着した。アルキトラの周りを囲まれていた塀には蔦が伸びていた。他にも、街の中の建物にも蔦が伸びていたが、生活に支障を来す程ではないからなのかここに住む人は特に気にしていない様子だった。


「凄いところですね。」


「そうですね、初めて来られる方は驚かれますね。このまま宿までお送りしますね。」


「ありがとうございます。」


 アルキトラに着いた頃にはもう夕方だったので、この日はシンが熱ということもあり、宿に泊まることにした。


「ありがとうございます。」


「いえ、我々はここまでしかお役に立てませんので。宿の手続きをした後、我々はリネオスに戻り、街の復興に戻りますが、何か他に困った事や頼みごとはありますか?」


「いえ、十分です。礼を言っていたとお伝え下さい。」


「了解しました。では、お気をつけて。」


 兵士達は宿の手続きを済ませ、リネオスに戻って行った。シンとレンはというと、部屋を借り、シンは相変わらず横になりぐったりしていた。


「私は街に薬を買いに行ってくるので、寝ててくださいね。」


「ああ、そうさせてもらうよ。悪いな、助かるよ。」


「いえ、それでは行ってきます。」


「ああ、行ってらっしゃい。」


 レンは街にでて薬屋を探した。道中には、リンゴやバナナなどの果物を売っていた果物屋。剣や防具を取り扱ってる武具屋や雑貨屋などがあった。レンが歩いていると本屋の軒の本が陳列している中に目を引く、赤い色をした見た目をした表紙に「ワールドブック」という文字が書かれていた。


「なんだろこれ。」


 レンが本を開くとそこには目次が書かれていた。


「え〜と、世界地図、世界の歴史、各国の特徴と文化、七つの罪人、危獣、会ってはいけない者?」


 レンは一目でなんとなく理解できるものから、よく分からないものまで書いてあるなと思った。


「すいません。」


「はい」


 レンが声をした方を向くとそこには赤髪の二十歳ぐらいの男が立っていた。腰には剣を下げており、剣の鍔の部分が刀と垂直ではなく平行な円柱の形をした変わった剣が鞘に収まっていた。


「リネオスに行きたいのですが、どっちに行けばいいか分からなくて。」


「ああ、それだったら、」


 レンはリネオスまでの道を男に教えた。


「ありがとうございます。助かりました。」


 そういうと男は行ってしまった。


「あの人、どっかで見たことある気がするんだけど、気のせいかな。まあ、いっか。早く薬を買いに行こう。」


 レンはその後、街を歩き薬屋を見つけ、シンの薬を買った。



 次の日の朝


「ん〜〜、よく寝たな。もう朝か。おっ…」


 そこには、シンの看病で疲れて椅子に座ったままベットに寄りかかりながら寝ているレンの姿があった。


「レンには迷惑掛けちまったな。ありがとなレン。」


 そういうとシンはレンの頭を撫でた。


次回、レンの一面とシンの照れ

のんびり書いていきたい。

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