表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

忍耐物

 忍耐物


「前回の任務、失敗して非常に残念だ。これから、次の任務を与えるので待機するように。」





 2ヶ月後……


「集合!大佐がおいでになった、速やかに集合せよ!」教官がが鳴り立てる。


「そんなデカイ声で言わなくてもわかるっつーの」戯言を言う剣。


 そして皆、軍隊らしく速やかに整列した。


「諸君、ご無沙汰している。精鋭部隊モンシャックスに、新しい任務を付与する。」

「今回の任務は、対反乱だ。1週間後、黒の団から国会に攻撃予告が出た。危険勢力に屈しないとう、対抗意識を鮮明にするため、議員も国会から退避させない。責任重大なので各自気を引き締めていくように。」





 1週間後……


 モンシャックスのメンバーは、国会の目の前で、待ち伏せ作戦を取った。


 しかし、待てども待てども、黒の団は来ない。


 なぜなら、相手も国会の前で、ギャラリーに紛れ、待ち伏せしていたのだ。黒の団は、モンシャックスが出てきたところで、1人ずつ倒す作戦なのだ。


「まだかよ。黒の団は来るんだよな?」テオスはイライラしてきた。剣も今はイライラしている。


 4時間後……


「もう俺、黒の団探しに行くぞ?」「止めろよ、上官に怒られる。」さすがのエニスも、少しイライラしてきたようだ。


「行くぞ。」「勝手なことすんな。」「お前に言われたくないね!じゃあな!」

「仕方ない。テオス一人じゃ信頼出来ないから、私も付いて行くわ。」


 銃声。


「アッ……」ラナがやられた。急所は免れたものの、痛そうに膝を抑えている。


 すかさず、テオスはラナを抱え、建物の中に戻った。


「勝手なことはすんなって言っただろ!お前のせいでラナがやられたじゃないか!」「エニス、珍しく大袈裟ね。脚をちょっとやられただけよ。」

「ゴメンな。ラナ……でも、ラナのお陰で外に敵がいることが解った。倒しに行こう。勿論、ラナはここに居ろよ。」


 エニスとテオスは、颯爽と国会前の階段を駆け下りた。


 パンパンパーン!銃声も駆け巡る。


 エニスとテオスは、それぞれ緊急退避し木の影に隠れた。


「相手はどこだ?」と聞くテオス「あの、赤い車の裏っぽい。」エニスは指さした。「よし、あそこまで一気に距離を詰めるぞ。」


 エニスとテオスは、木の影から飛び出した。


 二人は影だ。


 赤い車まで、一気に距離を詰めた。


 相手2は慌てて、左右から出てきた影2つに銃口を向けるが、その瞬間に銃を切った。


「こいつらどうする?」とテオス「他の武器を持ってるといけないから、殺るしかないな。」「そうだ、質問に答えたら活かしてやる。他の仲間はどこだ?」

「あ、あの建物の建物の屋上だ。」「間違えないな?」相手の怖がりっぷりからして、間違えなさそうだ。


「あそこまで行くぞ。」


 エニスとテオスは、建物の屋上にいる相手が、スナイパーであることを想定して、物陰から物陰に素早く移りながら建物まで着いた。


 そこから、屋上に繋がるドアに着いた。慎重に、ドアを開く。


 覗くと、相手が銃口をこちらに向けながら、こちらを見ている。

 相手は3人。ドアの近くに2人と、遠くに1人。ドアの近くなら間を詰められるが、遠くの一人が厳しい。


「エニス、上に窓があるからそこから遠くの一人を倒せ。」


 エニスは何も言わず、窓へ向かった。「行くぞ。」


 エニスは窓から飛んだ。「ウッヒョー!」遊園地みたいなリアクションを取る剣。


 テオスはドアを蹴り開けた。


 空中で斬りつけるエニス。


 回転切りで相手を纏め倒すテオス。



 対反乱作戦を終えた。





 急いでラナの元に戻るエニスとテオス。


 ラナは血を流して座っていた。「ラナ……テオス、お前の下らない行動のせいでこうなったんだぞ。」エニスは怒った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ