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エニスの改心、そして平安

 エニスの改心、そして平安


 対ラシア基地の制圧後。汽車の中、エニスは言った「僕、皆が仲間で良かったよ。これからはもっと、テオスとラナのことを信頼する。」


「今まで信頼してなかったのか?」「その節はある。」「今までのはなっだったんだよ。」テオスは笑った。




 軍の寮についた。


 珍しく、オルハン大佐が出迎えた。「ご苦労だった。これから1ヶ月、休みをやる。そのうちに指揮を上げておくように。」


「マジかよ!?唐突だな。ありがとうございます!」エニスとラナは控えめに会釈した「どうも。」「では、楽しんでいくように。」


「……なんか、気持ち悪いな。」


 これが、嵐の前の静けさではないようにと、メンバーは祈った。


「さーて、皆でどっか行こうぜ!」テオスは踵を返し、提案する。「フフッ良いわね。」エニスも行くだろ?「うん。」エニスはクールを装い、控えめに返した。





「ウェーーイ!爽快だぜー!」テオスは叫ぶ。雪で真っ白な坂を駆け下りていく!剣は軍でお留守番だ。


「おい、お前らいつまで雪だるま作ってんだよ!スキーしに来たんだろ。滑れ!」


「楽しいわね。」ラナは大きくなり過ぎて転がせなくなった雪玉に、ペタペタと雪を付けている。「……うん。」


「お前ら出来てんのか!ってか無視すんなああ!」


「ヨイショっ」とエニス。


 どん!「デカ!?」


 フー、雪だるま出来た。


「フッーってこんなデカイ雪だるま見たことないぞ!?この頭持ち上げるなんて流石エニスだな……」


「さ、滑りましょうか。」「やっとか。ずっと雪だるま作ってたな。」


 3人は、坂の上まで来た。


「みんなで行くぞ。せーの!」皆で、ストックを突いた。


 ズサー!その音に、エニスとテオスは止まった。振り返ると、ラナが倒れている。「おいおい、ラナ下手だな、アハハハハ。」


「テオス笑わない!エニスもニマニマしない!」ラナはプンスカしている。男子だったらダサいが、女子ならこれはこれで可愛い。


 エニスは言った「僕が支えてあげるから滑ってみなよ。」「お、エニス珍しく優しいな。」


 エニスは両脇からラナを支えた。長い間共にしているので、ラナも気にせず受け入れた。傍から見たらカップルだが、2人にそんなつもりはない。不思議なやつだ。


「おお、滑れてるぞラナ!エニスナイスサポート!そのままそのまま!」


 テオスも滑り出した。


 皆で並走してゴール!


「ラナ、滑れて良かったな。今度はエニスサポートなしで行くぞ!」





 モンシャックスにとって、初めての休息であった。


 その後も、皆でエンジョイした。


 剣だけ、軍でボッチなのが唯一の心残りだ。

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