表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

*プロローグ

なんやかんやで書いてみたpart1

プロローグ


「あー、部活疲れた。」

「だよねー、顧問マジうざい」

「あの人、奥さんと別居中なんだって」


「まじでー」なんて、笑いながら通る帰り道。

まあ、高校生だから悪口や陰口は日常になってきていた。

そんな中、自分からは話題を出さず笑っているだけの人。

そう。私だ。

周りの人ほど、ファッションを気にしているわけでもなく恋愛をしているわけでもない。

ただの、平凡な女子高生。


「明菜は?」

「あ、ごめん。なに?」

「だから、好きな人!明菜可愛い方だし!」

「んー、今のところは。」

「じゃあ、いとこくんもらっていい?」

「え、なんで?いいにきまってるじゃん」


よっしゃー!と喜んでいる友人。

明菜とは私の名前だ。

まあ、私のいとこはイケメンに入る顔立ちはしている。

そもそも、あいつのどこがいいんだろうか。

みんなは性格を知らないからだ。


「あ、私たちこっちだから。またねー!」

「うん。またねー。」


私一人だけ道が違くなるので一人だ。

やっと、話を合わせなくて済む。

早く帰ろう。

今日は課題が多いし。


「(トンっトンっ)」

「(トンっトンっ)」

「ん?」


私のローファー以外の音も聞こえるよね?

ここの道通る人は少ないし。

え?まさか。


つ け ら れ て る ?


いや、でも私は可愛いわけでもないしお金持ちの家の子でもないんだけど。

つけられる理由が思い当たらない。

とにかくつけられてるか確認しなきゃ。

丁度良く近くに十字路があるし。

だんだん足音が近づいてくる。


「うわっ」

「え?」


ぶつかった。

まあ、そうなるよね。

なんで、頭を使わなかった!

いや、考えたら普通こうなるってわかるよね。

しかも今私ぶつかって頭ぶつけてしゃがんでるけど周りから見れば私が不審者だよね。


「あの、大丈夫ですか?」

「へ?あ、はい。」

「ばれてしまった...」

「え?」

「いえ、なにも。」


しかも、先輩だし。

イケメンだし。

性格もいいし。

なにこの人。

私の高校生活終わった。

でも、ストーカーの可能性が。


「あの、ストーカーですか?」

「んー、まあそうなるとおもいます。」


満面の笑みで認める先輩。

いやあの、そんな感じで認められても困るんですけど。


「なんで、私が...。人違いとか。」

「いえ。人違いではないです。」

「私何の特徴もないですよ。」

「あ、いた。明菜!」


タイミング悪くいとこが迎えに来た。

本当にタイミングが悪い。

空気読めよ。


「あれ?真冬。なんで明菜と?」

「お話ししてただけだよ。」

「あの、知り合いですか?」

「親友だよ!あ、家来る?」

「是非!!」

「何やってんだこの人。」


なんで、ストーカーを家に招く。

というか、君の親友ストーカーだよ?

いいのか?



そんなこんなで、始まったストーカーライフ。

私がストーカーしてるわけではないですからね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ