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魔剣使いの異世界漂流記  作者: 月見なる
第0章 交わった二人の道
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5. 魔剣との出会い

少し遅れました。

やっとヒロインを出しました。


魔法陣部分の説明をちょい変更。

ところどころの文章をちょい修正


読んでいただきありがとうございます。

手の平の先には、花と草に埋もれた石造りの扉があった。

少し花を退けて見てみると、石造りの扉にはなんかへんな模様が彫られている。


これはあれか?魔法陣ってやつ?

なんで魔法陣って思ったのかって?

魔力の流れが見えるから。


なんか、金と銀と黄の魔力がこの魔法陣に流れているのが見える。

そして、なんか無色のよどみみたいなものが魔法陣に入っていくのがわかる。


一つ学習した。魔力って空気中にもあるんだな。

ただ、見えないだけで物体とかに入るときに属性を帯びるって感じか?

さしずめ、ステータスの適正属性ってのは、空気中の魔力をその属性に変換してるってことを示しているのかもしれない。

つまり、人間が魔力の属性を変換する変換器みたいなやつか。


それとも、魔法陣が魔力から特定の属性を選定して取り入れているのか。

よくわからない。


「この魔法陣、なにをしてるんだ?」


俺、この世界のこととか一切知らないから、もちろんこの模様についてもさっぱりわからない。

扉を引っ張ってみても開かないし、魔法陣はあるし。

もうなにがなんだか。



「魔力の色からして、時間と空間、光の3属性。この3つの属性がなにを意味しているのか…………………………うん!わからん!」



こちとら、異世界の常識も知識も世界観もなにもかも知らない異世界初心者。

魔力の属性だけでどんなものか理解できたら俺は天才だ。

この魔法陣がなんなのか気になる。

俺は判断材料を集めるために、実験をしてみようと思った。



「いろいろと試してみよう」



試すといっても、思いつく方法が一個しかない。

開けることは試したから、次は破壊だな。

俺は魔力を拳に籠めて殴ってみた。

すると、輝く半透明の膜が現れて、キンッ!という音と共に俺の攻撃を弾いてしまった。

俺は拳を弾かれ仰け反ってしまう。


「………………………」


弾かれた拳を見てポカーンとしてしまう。

弾かれるのは想定外だった。

てっきり、扉に当たっても無傷、っていう展開を考えてた。

魔法陣に対する攻撃は問答無用で防御するのか。



弾かれはしたけど、ちょっとした情報を得られた。

拳を弾く瞬間に、魔法陣の黄色の魔力が若干強く光ったのだ。

そして、魔法陣に入っていく無色のよどみの量が増えた。

これらの情報から、"魔力を消費する魔法陣の効果で攻撃を無効化するなんらかの現象か魔法が発生した"という仮説を得ることができる。



「この魔法?の発生源は魔法陣。魔法を使用した後は使用した分の魔力を空気中から取り入れて補充しているっと。こんな感じか」



俺は一つ一つ確認していくように仮説を立てていく。

そして、今までの現象や仮設からある答えを予測した。



「なにかを閉じ込めてる。もしくは封印している。このどっちかだ」



扉は(ひら)けない。たぶん、この魔法陣の効果だろう。

そして、破壊しようとすると攻撃を弾く魔法が使用される。

魔法陣は永久的に起動するように周りから魔力を吸収する性質を持っている。


これらのことから導かれる解は、"外から扉を永遠に開かせないための魔法陣"ということになる。

このことから、「ヤバイ魔物がこの下にいる」とか「伝説級のお宝が」という発想に至った訳だ。

俺は考えた。「この扉どうしようか?」と。

俺の出した結論は、



「よし、開けてみよう!」



という後先考えない無謀な結論だった。

開けるのは実に簡単だ。この魔法陣は魔力によって維持される。

だったら、魔法陣が周りから魔力を吸収する量よりも多い魔力を吸収して、魔法陣から魔力を空っぽにしてしまえばいい。

俺は自分のもつスキルを発動していた。



「『魔力吸収』」



俺は魔法陣に触れて魔力を吸収し始めた。

魔法陣が無くなった魔力を補充するために周りから魔力を吸収し始める。

俺は魔力吸収の吸収量を増やした。

魔力吸収量の度合いは "魔法陣の魔力吸収量よりもちょっとだけ上回る吸収量" にしている。

俺はズル賢い知恵を働かせていた。



(魔力上限突破があるなら、永久的に魔力を吸収できる魔法陣は素晴らしいの一言に尽きる!)



そう、俺は魔力保有量を増やすために、わざと遅めに吸収している。

だって生き残る可能性を増やすために、魔力しか取り柄のない俺は魔力を増やすしかないのだ。

魔力を増やす手段が転がってるなら、俺はそれを利用しようと思う。





-------------------------------------------





1時間ぐらい経過しただろうか。

空は夕焼けから夜に移行している。


「もういいかな」


俺は魔力吸収で魔法陣の魔力を空っぽにした状態に維持し、俺は魔力1500ぐらいを腕から拳にまで付与し魔法陣に向かって叩きつけた。

対攻撃用の魔法を使用するための魔力を保有していない魔法陣は呆気なく破壊された。

拳は魔法陣だけでなく、扉に亀裂を入れ最終的に破壊してしまう。

魔法陣を破壊されて、封印扉は単なる石造りの扉になっていたのだろう。

あっけなく扉は破壊された。



「魔力を使った封印なら俺の前には無力だな!」



破壊した扉の残骸を周囲に運んで移動させる。

結構、面倒くさかった。


扉の先を見ると、暗闇に続く階段が続いていた。

暗くてよく見えない。

この中に入るには火が必要だな。



俺は火を付けるための木の棒を探してきて、爆炎の果実を1つ使って火をつけた。

太めの木を持ってきたため数分は灯りとして機能するだろう。

たぶん、この先にはなにかがある。

俺は一応、自分のステータスを確認することにした。

ステータスといっても魔力を見たいだけである。



<プロフィール>

名前:藤堂 奏汰

性別:男

年齢:15

種族:人族

称号:「異世界人」「人族史上初のスカイダイバー」


<能力値>

Lv 9

攻撃力:92

防御力:90

魔攻:85

魔防:85

魔力:148743/150243

魔法適正:0

魔法属性:無


<スキル>

「ステータス」「鑑定」

「拳闘術 Lv2」「暗殺 Lv1」

「料理 Lv4」

<ユニークスキル>

「魔力の世界」


よくやったよ、俺。

空腹に耐え、1時間くらいやった甲斐があったよ。

これで、なにが現れても大丈夫だな。

俺は、そんな無謀なことを考えながら下に降りて行った。





-----------------------------------




「………なんか明るいな」


階段を降り切った先には、広く(かす)かに明るい空間が存在していた。

上にはクリスタルっぽい結晶が青く光っている。たぶん、この明るさは上の結晶が実現しているのだろう。

クリスタルがシャンデリアみたいで、広さもパーティー会場みたいに広い。


「なんていうか………神々しい感じがする」


俺はこの空間の雰囲気に圧倒されていた。

頭上のクリスタルの結晶なんて生まれて初めてみるぐらい美しい。

さっきの花畑といいクリスタルといい、異世界に来てから素晴らしい景色を連続して見ている。

大きい湖も初めてみたし、異世界って本当に素晴らしいって思うよ。

オークとかを除けば



「さて………封印されてるなにかしらがあると思うけど………お!剣だ!!」



広間の奥に台座があり、そこには一つの剣が刺さっていた。

銀の刃に紫、蒼の模様が入っている。

普通の剣とは思えない。たぶん、凄い剣だと思う。



 そういえば、なんでこの剣、封印されてたんだ?

……………まぁ、いいや。



俺は台座に近づく。

台座には扉と同じような魔法陣が存在していた。

この魔法陣も扉と同様に封印的なやつだろう。

俺は、先ほどと同様に魔力吸収を行った。

今回は時間を掛けずに吸収する。

魔法陣の魔力が0に近づいたので、俺は魔力拳を振り下ろす。

振り下ろした拳で魔法陣を破壊した。



「よし、これでこの剣が手に入る……と思う。さっそく剣を見てみ………っ!?」



剣に足を進めようとした俺を待っていたのは不可思議な音だった。



パキッパキパキ、バキン! ガシャーン!!



剣の周りの空間に白いひび割れが走り始め、最終的に砕けたように破片が下に落ちていく。

落ちて行った破片は地に落ちた後、消滅して見えなくなった。


俺はその現象に驚き、魔剣の台座からとっさに離れた。

なにが起こるかわからなかったので、拳に魔力を籠める。

なんだ!? これからなにが起こる!



魔剣を見ていると、いきなり魔剣が空中に浮いた。

そして次の瞬間、宙に浮いた魔剣が光りを放った。

俺は驚きの連続で開いた口が塞がらない。

つまり、放心していた。

俺の驚きは加速する。



光の中から長い銀髪の美しい少女が姿を現したのだ。

服は白色を基調としたもので、無地のものである。

俺はさっきとは違う意味で放心していた。



「綺麗だ………」



俺はその少女に一目惚れをしていた。

それくらい魅力的な少女だったのだ。


少女の瞼が開く。

少女の瞳は紫と蒼のオッドアイである。


俺が見た印象としては「寝むたそうな目」である。

俺は少女のオッドアイも綺麗だと思っていた。



しかし、少女に見惚れている俺に一つの疑問が芽生えていた。

なんせ「魔力鑑定」の結果がおかしいのだ。

なぜ彼女の魔力の色がドス黒い(・・・・)のだろう。

こんな魔力属性はないはずだ。

俺はスキル説明にない現象を前にして困惑していた。



「君は………」



俺は彼女のことが知りたくて声を掛けようとした。

それを遮るように少女の声が発せられた。



「『自己顕現』」



少女が呟いた瞬間、先ほどまであった剣が彼女の手に握られていた。

そして彼女は歪んだ(・・・)笑みを浮かべてこう言った。



「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!」



さきほどまでの幻想的な少女はいなかった。

目はギラギラと殺意で満たされ、俺を見ている。

ドス黒い魔力が一気に膨れ上がった。


「なっ!?」


俺は魔力拳を構え、臨戦態勢をとる。

少女が俺に向かって剣を片手に持ち、俺を殺そうと疾走してきた。

ヒロインの描写とか難しいです。

景色の描写とかも。


みんなどうやってヒロインを考えてるんだろう。

そう思う、今日この頃。

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