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魔剣使いの異世界漂流記  作者: 月見なる
第0章 交わった二人の道
5/24

4. 探索と検証実験

4を投稿です!

最後の文章、頑張ってみたけど最後の文章に不快に感じる人がいるかも?

いろいろ試しているので、お許しください。


文章ちょい修正


いつも読んでいただきありがとうございます。

ブックマークありがとうございます。

戦闘後、俺は体を動かさずに休憩していた。

いや、痛みで動けなかったという方が正しいかもしれない。


オークの血の匂いが、眼前にあるオークの死体と俺の腕や体から匂ってくる。

早く腕についている緑の血液を湖で洗い流したいところだが、体をまだ動かしたくない。

俺は、先ほどなったピン!という音の結果を確かめるために、ステータスウィンドウを起動した。



<プロフィール>

名前:藤堂 奏汰

性別:男

年齢:15

種族:人族

称号:異世界人


<能力値>

Lv 9

攻撃力:92

防御力:90

魔攻:85

魔防:85

魔力:26/1120

魔法適正:0

魔法属性:無


<スキル>

「ステータス」「鑑定」

「格闘術 Lv2」「料理 Lv4」

<ユニークスキル>

「魔力の世界」



レベルが上がって、ステータスの値が上がっていた。

見ると、俺のステータスは物理特化の上昇の仕方をしている気がする。

つまり、前衛タイプってことかな。魔法使えないから当然って感じだが。


俺の魔力の成長度合いが凄い。なぜか、魔力だけ相当成長している。

「魔力の世界」を所持してるから魔力特化の成長をしている、っていう考え方でいいかな?



「………結論、現段階では魔力強化による肉弾戦スタイルってとこかな」



俺は、自分の戦闘スタイルを確認していた。

オークとの戦闘でも近接戦闘が一応できた。

それに、さっきの戦闘で格闘術スキルがLv2に上がった。

武器がない今は格闘術スキルを使っていくしかない。



戦法としては、拳を少量の魔力で強化して魔物を叩いてダメージを与えていく方法だ。

拳で手数が足りなければ、足にも魔力強化を施して蹴りを放つ。

自分より強い敵には、魔力消費を多くして強力な一撃を食らわせる。

相手に強さに合わせて、数で圧倒か一点突破かを変えていくことで、戦闘に望みたいと思う。



この戦法の弱点はやはり、1対複数の状況と魔力残量だ。

格闘術だから攻撃対象は一人。相手が二体や三体ならなんとかなるかもしれないけど、5体とかだと袋叩き確定だ。

………いや、今は二体以上は無理かもしれない



戦うなら単体と望むべきだと思う。

それに、魔力残量が問題だ。戦闘では常に魔力を消費する戦闘スタイル。


魔力枯渇=死、なので戦闘回数と戦闘時間は抑えなければならない。

強敵相手に必殺の攻撃を繰り出すなら、魔力消費を莫大な量にしなければならない。

一回の戦闘で魔力全て使い切るほどに。


魔力吸収やレベル上げで魔力量を増やす必要がある。

魔力を持ってる魔物がいたら、できる範囲で魔力吸収をしていこう。



(さて、これからどうしよう………)



体をゆっくり起こして俺は考える。

これからの行動を決めなければならない。

選択肢としてはこんな感じかな?


①寝床と食べ物を確保(探索)

②自分がどこにいるのかを知る(把握)

③自分のユニークスキルを検証(実験)

④血を洗い流す



よし、まずは血を洗い流す。

それから、食べ物を探しつつ、現在位置がわかるような看板とかを探そう。

日が暮れてきたら、火を起こすか木に登って夜を過ごす。

火を起こすくらいなら、キャンプ場でのバイトの研修で習ったことがあるから、頑張れば起こせそうだ。

準備が必要だけどね。

そのときに魔力の余裕があればスキルの検証。

探索中にスキルの利用法を考えるか。



「よし、行動開始!」



俺は腕を洗うために湖に歩き始めた。





------------------------------------





「………見つからない」



砂利道をゆっくり歩きながら鑑定を行い、周りの森に食べ物や看板がないかを探していた。

森の中には入らず、歩いてる道から森の方に視線を向けて鑑定を使っている。

なにか発見すれば森の中に入って採取。そんな感じでやってます。


しかし、まったく見つからない。

いや、いろいろ見つけはしたんだ。

食べれるものもちょっとだけど見つけた。本当にちょっとだけ。

なんでちょっとだけかというと、鑑定を使って調べたら食べれないものだらけだったからだ。

例えばこんな感じ。




 名前:ミールの実

 説明:毒素を多分に含んだ木の実

    特定の調理法で食べることができる

    普通に食べると死ぬ

 価値:10ニル


名前が普通と思いきや、説明を読むとこちらを殺す気まんまんである。

神様、調理法を教えてよ!

なんで、そこぼかすんだよ。




 名前:呼び寄せの樹液

 説明:魔物が大好きな樹液。

    甘い匂いにつられて魔物が寄ってくる。

 価値:売買不可


魔物が大好きって言われても、人族が食べれるか書いてないから迂闊に手が出せない。

魔物を呼び寄せるから、服に匂いが付いたら確実にエンカウント率が上がる。

腹が減り始めてる身としては、もしかしたら食べれるという可能性を見せないで欲しい。




 名前:爆炎の果実

 説明:果実が破壊されることで、火炎が発生する

    冒険者が牽制代わりに魔物に投げつけて使うことがあるとか

 価値:80ニル


うーん。使えるけど使えない。

俺が欲しいのは食糧だ。

こんな自分の口を使い物にならなくする果実はいらないんだよ!

色も真っ赤だから、リンゴとかに間違えるかもしれない。

日本の常識でそのまま食べてたら、たぶん死んでた。

この世界普通の果実はないのか。


………普通が恋しいです。


この果実はここでの戦闘ではあんまりダメージは与えられないと考えている俺である。

俺がいる場所の魔物って、さっきのオークから考えるに平均レベルが高いのではないかと考えている。

なんでかって?そこらへんにいる魔物があのレベルで徘徊してるって考えた方が油断しないでしょ?


この果実は2つほどポケットに入れておこう。

火を起こすのが楽になりそうだ。

ある意味調理に欲しいものが手に入ってしまった。





「なにかないものか………」



あれこれ探して数時間。

魔力も半分ぐらいまで回復している。戦闘への準備も万全だ。



日が暮れ始めているから早く寝床を確保して寝たいのです。

スカイダイブから始まり、オークと死闘を繰り広げ、鑑定で木の実とかにゲンナリする。


一日の密度としては濃い方だろう。濃い方だよね?

そう思いながら歩いていると前方に小さい生き物がいた。

即座に鑑定を行って確認する。



<プロフィール>

名前:ジャンピングラビット

種族:兎


<能力値>

Lv 6

攻撃力:60

防御力:42

魔攻:0

魔防:0

魔力:0

魔法適正:0

魔法属性:


<スキル>

「逃走 Lv1」



 おっ!兎だ。この世界にも普通の生き物もいるんだな。

そして強さも俺より弱い。兎には悪いけど今夜のご飯にさせてもらおう。


生きるためだ。申し訳なく思うけど、俺も生きるのに必死なんだ。



「よし、さっそく試してみるかな」


俺は探索しながらスキルの使い方をあれこれ考えてきた。

それを実践する機会が来た。



俺はまず目に魔力を籠めて強化する。動体視力等が上昇した気がする(・・・・)

だって、はっきりと変わったっていう実感が得られないから。

そして、魔力の流れを足の裏に集めるように操作する。

イメージするのは小さい爆発。こう、ジェットブーツみたいな?

魔力を使って一時的に大きい加速を得ようと思って考えました。

この技法を瞬間加速と命名する。


次に、魔力変換を使う。拳に付与する魔力の属性を火にするためだ。

拳に付与された魔力が赤色に変わり、舞う粒子も赤に変わった。


よし、成功した。これが、俺の考えた魔力変換の使い方だ。

属性を変えることで、相手の弱点を突くのが狙いである。



さて、準備は整った。目標は瞬殺。狙いは頭。

俺は足の裏の魔力を解放した。

瞬間、足元から小さい魔力の衝撃が発生する。

俺の体はラピッドに向かって、急接近した。


「ッ!?」


いきなりの加速で驚いてしまった。

初めての試みなので、体勢も少し崩しかけた。


「キュッ!?」


兎も地面を揺らした小さい衝撃に気付いたが、もう遅い。

急接近した俺は、拳を地面に叩きつけるようにしてラピッドの頭を粉砕した。



「よし!」


俺はラピッド狩りに成功した。

ラピッドの頭部は見る形が無くなっているが、そこからは小さい煙が出ていた。

たぶん、魔力変換によって火属性にしたからだろう。

これで、属性を変えることで相手の弱点を突ける可能性がでてきた。

これからも検証していこう。


なにはともあれ、これで晩飯は確保できた。

スキルの検証も進んだ。

まさか、頭で考えていたことが一発でできるとは思ってなかった。


これで、戦闘の幅が広がる。

俺は兎の足を掴んで、また道を歩き始めた。


-----------ピン!

<スキル>を習得しました。 暗殺 Lv1


・・・地球人としては手に入れたくなかったドス黒いスキルが手に入りました。

いや、スキルが増えたのは嬉しいよ?

ただ、俺の常識からどんどん離れていく自分が怖いんです。




-------------------------------------




「よし、探索はこれぐらいで切り上げるか」


もうじき夜が来る。そろそろ、寝床の選定を始めるべきだ。

兎の解体は手に魔力を籠めて捌くことにする。

その方が簡単に切れそうな気がするから。


そんなことを考えていると、前方からなにかの集団が走ってきた。

嫌な予感がする。俺は鑑定を使った。



<プロフィール>

名前:ナイトゴブリン

種族:魔物


<能力値>

Lv 21

攻撃力:212

防御力:160

魔攻:100

魔防:123

魔力:0

魔法適正:0

魔法属性:


<スキル>

「剣術 Lv2」「気配感知 Lv1」

「招集」



「またかよ!!」


この道、魔物との遭遇率が高くないか?

そう思いながら数を数えた。

数は…………8だって!?

多すぎる!!

なんでこんなに多いんだ。


俺が拳に魔力を籠めていると、ゴブリンたちは俺の横を走り抜けていった。


「へっ?」


 俺は呆気にとられた。

なんで?どうして無視されたの?






「GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」




俺が茫然としていると、大音量の咆哮が空から聞こえてきた。


「なっ!?」




<プロフィール>

名前:フレアドラゴン

種族:竜族


<能力値>

Lv 65

攻撃力:4430

防御力:3215

魔攻:4549

魔防:3432

魔力:1200

魔法適正:40

魔法属性:火、風


<スキル>

「火魔術 Lv6」「風魔術 Lv4」

「気配感知 Lv5」「火炎」

「炎の衣」「咆哮」



そこには、真紅のドラゴンがいた。

体の周りには小さい火の粉が舞っている。

明らかにヤバい相手だ。オークなんて弱く感じる。


眼光は俺に向いていた。

ゴブリンの集団よりも俺に興味が湧いたようだ。

……………えっ!? まじで?


「ターゲットが俺に変わってる! 勝てる訳ない!」


後ろにはゴブリンの群れ。前方にはドラゴン。

逃げ道がもはや森しかない。

俺は、拳に集めていた魔力を即座に足に集める。

さっきの瞬間加速も平行して使う。

振り切るには森に入って相手が追いつけないスピードで駆け抜けるしかない。



俺は強化された脚力と瞬間加速で森に入る。

俺がいた場所に炎のブレスがぶち当たった。

判断が少しでも遅れていたら炎に焼かれて死んでいた。


森の中を駆け抜ける。

顔や腕、足などに無数の細かい傷が作られていくが気にしてられない。

後ろからは竜の咆哮が聞こえてくる。

まだだ。もっと速く!!

魔力をさらに増やす。

俺はできる限りの魔力を使って森の中を疾走した。




----------------------------------------------




「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


俺はドラゴンの咆哮が聞こえないことを確認して止まった。

周りを確認する。開けた場所に出たようだ。


「ふぅ、逃げ切ったかな」


俺は乱れた息を整える。

普段からバイトとランニングをしていたから体力に自信があったけど、さすがに疲れた。

俺は疲れた体を休めるために腰を下ろした。



改めて周りを確認すると、なかなかに綺麗な場所だった。

地面のそこらじゅうに綺麗な花が咲き誇り、明るい雰囲気を出している。

異世界に来て、初めて見る絶景だった。

日本でもこんな絶景は滅多に見ないかもしれない。



「綺麗だ………」



俺が目の前の景色に感激していると、地面に着いていた手に変な感触を感じた。

視線を下に向ける。



「なんだこれ………」



そこには、固く閉ざされた扉があった。











---------------???視点-----------------




こ !> に %$ 印さ $Q て何年たっ #% t% な………

も ;d 、覚え *= な [\。



独 ・+ はもう嫌 ~: よ………



誰か、&# けてよ。



誰 &" 、こ $5 悪夢から助 @/ j> よ。

最近、忙しくなってきました。

次話投稿まではペースを維持できるけど、その次は分かりません。


私は考える。投稿ペースってどのくらいがいいのだろうと。

私はゆっくり書いていきたいな~。

そう思う、今日この頃。

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