2. 自己確認 そして・・・
説明回です。
属性の色を修正しました。
ブックマークありがとうございます。
作者名を変更しました。月見ゾノ→月見なる
目を開くと、そこには地面があった。
地面とキスしてる俺。なんで?
たぶん、倦怠感と痛みで寝てしまったんだと思うけど。
いきなり感じたあの倦怠感はなんだったんだろう…
(魔力を全て使って強化したからなのかな?)
先ほどまでの体験から、俺はそんな結論を出していた。
「………起きるか」
体をゆっくり起して、周囲を見渡す。
後ろには湖、周りには森。目の前には舗装されていない道がある。
地図はもちろんないから、ここがどこか一切分からない。
「気持悪い……」
服が水を吸い込んで、べったりとした感触を肌に感じる。
服も重いし凄く不快感が募ってくる。
俺は黒い学ランを脱いで絞りながら、今の自分の状態について考える。
寝る前に感じていた倦怠感は既にない。
体のどこかが痛い、という訳でもない。
顔面や服に砂が付いている以外は、普段の体調と変わらない。
俺は学ランを着て、ステータスを確認することにした。
心の中で『ステータス』と念じると先ほどのウィンドウが出てきた。
<プロフィール>
名前:藤堂 奏汰
性別:男
年齢:15
種族:人族
称号:「異世界人」「人族史上初のスカイダイバー」
<能力値>
Lv 1
攻撃力:10
防御力:10
魔攻:10
魔防:10
魔力:242/500
魔法適正:0
魔法属性:無
<スキル>
「ステータス」「鑑定」
「拳闘術 Lv1」
「料理 Lv4」
<ユニークスキル>
「魔力の世界」
最初に能力値。
魔力の値が変わってる。
さっき、500を使い切ったはずだ。使い切ったならば0のはず。
けど、今は242だ。 あっ、243に増えた。
今の現象から考えると魔力は自然回復するみたいだ。
自分で秒数をカウントしてみたところ、魔力を1回復するのに約10秒だった。
寝ている間に回復したんだな、きっと。
次に、称号を見てみる
称号が一つ増えてる。
「人族史上初のスカイダイバー」って………
…………嫌なんですけど。
なんで、こんなバカっぽい称号が手に入るのさ。
いや、まぁ。スカイダイブしたけど。
称号ってなにかを成し遂げたりすると手に入るってことかな。
特定の魔物倒したりとか、お金一杯所持したりとか。
称号の名前を見ると、今持っている二つの称号は厄介事を招きそうだと思ってしまう。
まず、異世界人はダメだ。確実に厄介事メーカー。
スカイダイバーは……………ある意味化け物扱いされそう。
スカイダイバーという単語の意味を周りが知っているかは知らないけど。
「称号は置いとくとして……スキルの確認をしよう」
さっきはスキルを一つ一つ確認していない。
行動を始める前に、絶対に確認しなければならない。
俺は「拳闘術 Lv1」をタッチした。
「格闘術 Lv1」
拳と蹴りを合わせた格闘術を扱える。
基本的に、殴り合いの喧嘩経験者は習得することができる。
レベル補正:
ふむふむ。格闘術。
Lv1だから素人レベルだろうな。
喧嘩は中学時代に親友と一回やったきりだ。
ほら、あれだよ。川の近くで青春するやつ。今思うと、自分も青臭い青春経験したんだなー、っという感じだ。
戦闘スキルがこれしかない状態から考えると、
今の俺は、「己の武器はこの肉体だー!」状態という訳だ。
剣術スキルが欲しかった。
いや、剣なんて振ったことないけどさ………
次に俺は「料理 Lv4」をタッチした。
「料理 Lv4」
料理を作成するためのスキル
レベル補正:下処理能力向上
うん、料理だ。
料理を作るためのスキルってあるんだ…
料理スキルがあるのは嬉しいけど、俺料理に自信ないんだよなぁ。
男子高校生の一人暮らしの料理なんて、素人に毛が生えたようなもんだよ。
スキル補正で上手い料理を作れればいいけど。
普通のスキルを確認したので、次は本命のユニークスキルだ。
強力なスキルと聞いているので、確認は必須だ。
「魔力の世界」
魔力を自由自在に操ることができる統合スキル
統合されているスキル一覧
・魔力変換
・魔力吸収
・魔力譲渡
・魔力操作
・魔力鑑定
・魔力上限突破
一つ一つ確認していこう。
「魔力変換」
自分の中の魔力、および触れている対象の魔力の性質を変換することができる。
用途は自分で考えましょう。
なげっぱなしにされた………
そういえば、このステータスのスキルは神様から貰ったものだ。
つまり、文章は神様のセンスってことか。神様って意外と怠けるんですね。
自分で使用方法を考えていくしかないってことか。
まぁ、チートには違いない。たぶん。
わからないけど
「魔力吸収」
触れている対象から魔力を吸収することができる
注意事項:相手の記憶や強い感情も一緒に吸収してしまう場合があります
このスキル、注意事項の意味がわからない。
注意ってことは、なにかしらの悪影響が発生するってことなのか?
記憶や感情も一緒にって言われても、どう自分に影響するのかがよくわからない。
検証したいけど、怖いなぁ。
「魔力譲渡」
触れている対象に魔力を譲渡することができる。
説明が凄く単純だ。わかるからいいけど。
「魔力鑑定」
対象の魔力の性質を鑑定することができる。
属性は色で認識することができる。
このスキルは常時のON/OFFを切り替えることができる。
・魔力の色
火…赤色 水…水色
風…緑色 土…茶色
光…黄色 闇…紫色
無…白色 回復・補助…桃色
空間…銀色 時間…金色
重力…灰色
相手の使える魔法属性が見えるって凄い
けど、相手の使える属性は「鑑定」で見ることができる。
なにか、他に使い方があるのか?
まぁ、使ってみればわかるかな。俺はスキルを常時ONにしてみる。
腕を注視してみると、なんか白色の流れが見えた。
俺は無属性だから白か。
俺は数秒間、白い魔力の流れが綺麗で少し見とれていた。
さすが、魔力の「世界」だ。
自分だけこんな世界が見えるって最高。
他の人を発見したら、その人の魔力も見てみよう。
他の属性がどう見えるのかも試してみないとな。
この視認能力もそうだが、俺はスキル説明で驚きの情報を得ていた。
「こんなにも魔法属性あるんだ……」
属性が合計で11もある。
そして、俺の属性は無属性となるわけだ。
いやー、この世界凄いね。魔法が多そうだ。
チートっぽい属性もある。空間、重力、時間の三つだ。
空間とか重力はテレポートとか浮遊系でよくライトノベルとかで登場するけど、時間を操れるって相当じゃないか?
けど、消費魔力とか凄そう。
相手が使えたら、油断しないようにしないと………
「魔力上限突破」
上限以上の魔力を吸収した場合、魔力保有量の上限が増える。
チート来たーーーーーーーーーーー!!
だって、これ凄いでしょ!
際限なく魔力量を増やせるんだよ?
ステータスの上限を自分で増やせるんだから。
それに、二人いれば無限に魔力量を増やすことができる。
相手の自然回復を待って俺が吸収して、を繰り返すだけで俺の魔力量は半端ないことになる。
早く信頼できる友好関係を作らないと!
俺は、ユニークスキルの説明を見て、終始興奮していた。
「ステータスの確認はこんなもんか。さて、これからどう…………っ!?」
ステータスウィンドウを閉じて前を見ると、50メートル先ぐらいになにかいた。
明らかに俺より身長が大きく、お腹周りが太った生物が舗装されていない道を歩いてきていた。
即座に俺は鑑定を使う。
<プロフィール>
名前:エリートオーク
種族:魔物
<能力値>
Lv 31
攻撃力:620
防御力:409
魔攻:321
魔防:319
魔力:0
魔法適正:0
魔法属性:
<スキル>
「棒術 Lv4」「気配感知 Lv1」
やばい。魔物と出くわした。それも定番のオーク。
しかし、唯のゴブリンではない。エリートって名前に付いてるし。
レベルもおかしいだろ。自分よりもはるかに強い。
「う…そ……だろ…」
向こうも俺に気付いたようだ。
「オォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
オークは俺に向かって棍棒を担いで走ってきた。
さて、次は戦闘回を書きたい。
書きたいけど、私の文章力で表せるかどうか。
そう思う、今日この頃。
読んで下さりありがとうございます。