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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
暗躍をやめて表舞台でやりたい放題の巻
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24

ここまで見てくれてありがとう!(^-^)/

「コーターーーーー!」

「ミル!」


シンに取り憑かれた状態からようやく脱したミルと抱き合う。


「ゴメンなさいね…お父様のわがままに付き合わせちゃって。」

「全くだ。女の子にとりつくなど悪趣味にもほどがある。あとでしっかりしかっておくからな…許してくれ。」


アンノルファイ神とハウカッター神の2人が謝りをいれてきた。

肝心のシンは?


「全く。写しの世界の神達もあれは反対してたわよ。」


槍を持ったウサギ顔の女性がシンを正座させて説教をしている…あれがルナか。


ルナは俺の方を向くと二コリと微笑んだ…。


(貴方が神徒になってくれたおかげで私も槍から出られたわ)


声が聞こえる…うーん、正直どうでもいいがあの人を敬う必要があるな。


「ごほん!まあ、とにかくだ。世界は大きく変わるだろう。」


今更、威厳ないだろあんた。


「忙しくなるだろうが、ちょうど新しく神が増えたことだし、みんなで乗り越えよう!」


…はあ?誰?


「コータ…私達…背中に羽が生えてるよ。」

「おお!ミルは似合うな〜。

俺のは蝙蝠?いやドラゴンだな〜。

じゃない!

おい!誰か説明しろ!シンでいいや!」


「いいやって…いいや。2人とも試練を乗り越えたから合格!ここはそのための場所でもあるんだよ。」

「まだ神レベル1だから世界にいられるわ。経験を積んでいい神に育ってね。」


俺はミルと見つめあった。


「なあ、ミル。2人でいっしょに神やってみないか?」

「うん、コータと一緒なら。」

「じゃ、やろ。」


俺は背伸びをして…ミルにキスをした。



ーーーーーーーーーー



「コータ!これお願い。」


「あいよ。」


あれから俺は…


ミルと2人で旅をしている。


ミルと2人で世界中を歩き回っている。


ミルと2人で写しの世界も歩き回っている。


ミルと2人で…。


どこまでもどこまでも…。


ミルが俺の前を元気に歩く。


俺はその後ろについてゆく。


聖なる槍を担いで…。


聖なる槍には…。


洗濯した俺とミルのTシャツがはためいている…。


それを見た近くにいた農夫が…。


まるで手をつないでいるようだと…。


そうつぶやいたのが聞こえた。


「ミル…手をつなごう。」

「うん♡」



めでたし、めでたし。



ライトでチートで愛する物語り…これにて幕となります。


いかしてみなさんにムフッっとしていただけるかを常に心がけきましたが、いかがでしたでしょう?


ここまでお付き合いくださって本当にありがとうございます。


感謝・感謝・感謝祭です。


いつか…このお話しの最後の聖なる槍のように、武器が武器以外に使われる時代がくるといいかな…なんて。


2012冬 三歩

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