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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
7/72

魔法を使ってみよう!(3)

ストックがたまりましたので、今日と明日は0時と12時の2本をアップします。

魔法カードが全部俺のなかに入ったのをみて異世界のオレがびっくりしている。面白いな、自分がびっくりしてるの見るって。


(ビックリドッキリだね!…でもいくつかわかったよ。まず、心ポケットが3つ以上…普通1つだからこれはすごい!)


もしかしてチート?


(ふたつ目は、光(聖)属性のカードが入ったから、属性が闇(魔)ではないこと。ちなみにこれは入るか?)


もう一枚渡された、これには「黒い球」が描いてある。闇(魔)属性のカードのようだ。

もう一度同じように念じるがカードはそのままだった。

念のため1枚出して念じたが、ダメだったので返した。


(光(聖)属性決定だな。ちなみに属性は、無しがノーマル系、地火風水などの精霊系、そして光(聖)系と闇(魔)系ってのがある。)


光と闇は反発しているので逆の属性カードは心ポケットに入れられないとのこと…この辺り細かいルールがあるらしい。


(あと、”魔法が使える魔力がある”ってことだ。そもそもそれが足りないと心ポケットに入らない。3枚分だから…少なくとも初級の魔法使いよりは多いな。)


まあ、その辺はいいや。ともかく使ってみたい!


(どれ使おうかな?「霧化」使ったら霧になれる?槍から抜けられるかな?)

(まあやってみ。使うことを強く念じればいいけど、始めのうちは声に出したほうがいい。)


日本語でいいかな?

「霧になれ!」

一瞬自分の姿が細かい粒子になる感触があったけど…それが消された感触も感じた。


(やはり、聖なる槍に邪魔されてるっぽいな。)

(じゃあ、「聖幕」は?なんか同じ「聖」だしかかるんじゃない?)

(かもしれんがやめてくれ!闇(魔)属性の俺には辛い!結構強力なレアカードなんだぜ?)

(自分が使えないのになんで持ってるんだい?ていうか、そんなん渡すなよ。)

(何かの交渉に使えるかなって…前に神殿に潜り込んだ時に拝借しといたんだよ。それに俺の写しだから闇(魔)属性だと思ったから、その確認用。)

(ふーん、じゃあ「触診」は?)

(手で触ったものの情報を引き出せるカードだ。…聖なる槍を触らなければいけるんじゃないか?)


そうか、なら改めて!

「触診!」

触る対象は自分の身体…ってうわ!


(どうだ?頭のなかに情報が浮かんできただろ。自分が一番わかりやすい形で情報化されるはずだ。)

(ゲームのステータス画面だ!…わかりやすい!)


自分のステータスを見る。…あれ?

心ポケットの数のところ、解析不能ってでてる。


(なあ、どうだ?)

(…うーん、色々と数値が出てるけど、多いのか少ないのかがわからないなあ。)

(ならオレ触ってみろ。比べてみな。)


そうしよう。手を楽な位置、抱き合っている相手の背中に添えるがコツンと何かに当たった…ああ槍が刺さってたっけ。


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