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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
暗躍をやめて表舞台でやりたい放題の巻
64/72

16


”写し”の世界とは、俺のいた元の世界のこと。

この魔方陣を解析する前から俺は違和感を感じていた。

それがこの世界には”変化”がないことだった。

科学と魔法の違いはあっても、この400年間に何もなさすぎた。

俺の説明に誰もが言葉を失っていた。


「新しいことを完全に出来なくなるほど強力ではないのです。

偶発的なモノは生まれることができる。

それに…俺に関わった人達はできるようになります。

俺には…この魔法を打ち破る力がある。」

「なぜ?お前にだけ?」


ブルートが鋭い目で見つめながら聞いてきた。


「聖なる槍の力さ。」

「「「「!」」」」


さっきより驚いたみたいだな…みんな。


「実は俺の腹に聖なる槍が刺さっててね…そのせいだよ。」


以前は言葉に出すことも出来なかったが、今は違う。

聖なる槍は、俺の使命を…この世界に俺を連れてきた本当の理由を…教えてくれた。

今では俺の第4の師匠でもある。


「聖なる槍のことは後回しにさせていただこう。

今はあれだ!

あれを俺は壊したい!

そのために皆さんに、力を貸していただきたい。」

「…ふむ、だれが何のためにあれを作ったかを教えてくれぬか?」

「はい、あれを作ったの…神です。」

「…まあ、あれを作るほどだ、神と言われても信じるほかなかろう。どの神だ。」

「アンノルファイ、ハウカッター、魔人の長である月影の女神ルナの親神…時神シン。」

「シン…そのような神がいたとは…いや!ワシは知っておる!」

「…思い出した、俺も。」

「あの魔方陣のもうひとつの効果が自分シンに関する知識の封印だ…カーリーさん達2人は400年前から生きていたから知っていたはず。」

「歳の話をするでない!」


いて!無言のビシューさんに殴られた。


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