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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
暗躍をやめて表舞台でやりたい放題の巻
56/72

8

ミル1人だけで神殿の中に入るように、と俺達は神殿を管理する女性から言われた。

元々送ってきただけ。

すぐ帰るつもりなのだが…寂しいな。


「ミル…これ。」


ミルに真音竜の卵を渡す。

帰り用の竜だ。

クーが俺の心にある巣に卵を生むので、竜の真音が結構ある。

ミルはそれを受け取りながら、


「コータ…ミルなら大丈夫、って言ってくれる?あのときのように…。」

「ミルは大丈夫!いつでも俺はそう思っているからな。」

「うん!頑張るの!」


ミルは差し出した俺の手を両手でギュッと抱きしめて…。

クルリと振り返りしっかりとした足取りで歩き出した。

そのときチラリと見えた横顔は…。


神聖なる乙女…。


女神に愛でられた存在…。


猫耳の…姫巫女の顔をしていた。


姿が見えなくなるまで…門が閉まるまでミルを見送った。

…見つめていた。


ミルが見えなくなると、俺はクーの背中に乗った。

クーは空へと舞い上がる。

俺は首にかけたネックレスの宝石の一つに手を当てて、念をこめる。

これは俺が作った信号石。

守護石の理論を解析・応用して作った連絡用の魔法の道具だ。

すぐにクレアから伝話の魔法がかかってきた。


「俺だ…うん…始めよう!みんなに伝えてくれ。」




…ミルが帰って来るまでにひと仕事しておくか。

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