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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
33/72

魔法実験を兼ねてのピクニック(3)


王族の別荘地に到着したのはお昼のチョット前だった。

先に来ていた人たちがベンチとか椅子とか組んでくれてある。このあたりはさすがはロイヤル!ってな感じだな。

クレアとミルの作ったお弁当…こんなにどうすんだろ…を降ろしていると、サーラ姫がお昼の前に身体を動かしたいと言って来た。

どうやら、ずっと前からマーフィーと戦いたかったらしい。マーフィーも承諾し主に武器での試合をやろうということになった。これにミルが自分もー!と言って来たので3者三つ巴戦!ってことになった。

もちろん俺とクレアはお茶会…もとい観戦である。

サーラ王女は王国でもトップクラスの実力を持っている戦士だと伺っていた。練習は見せてもらったことはあるが魔王相手にどこまで通用するか見ものだ。

片手剣と丸盾、全身鎧…但し所々露出あり…といういでたちだ。マーフィーとミルは軽装である。武器は持っていない。

まず、サーラ王女が動いた!

フェイントを織り交ぜながら剣を突き出す…様子見と言ったトコか。

マーフィーはそれをゆらりゆらりとかわす。

ミルが横合いから爪攻撃を仕掛けるが影が膨らんで相手をする…どうみても猫じゃらしだよな、アレ。

いきなり王女が後方に飛んだ…いつの間にかマーフィーは双剣を握っていて突き出ている。攻守交代とばかりにマーフィーが双剣を振るいサーラ王女を追い立てる。サーラ王女は慎重に盾と剣でさばきならが反撃の機会をうかがっている。

ミルの攻撃…あのドリルアタックをピョンとマーフィーが弾いた瞬間サーラ王女がマーフィーを切り裂いていた…と思ったらマーフィーが2体になった。

それぞれが1本の剣を持って左右から挟撃を開始する。あっ、なんかサーラ王女嬉しそう…少し開いた口元から犬歯が口から出てて…チョット怖い。


「やはり、私が戦った大魔王はお前か!」

「あたりー!本物とやってたら死んでるぜー!」


そういえばサーラ王女は何度か大魔王と戦ったことがあるって言ってたっけ。影武者のマーフィーが相手をしてたってワケだ。

サーラ王女のスピードが増す!2人のマーフィーも!

この距離で見えない!ミルも見失ってオロオロしている。

ピタッと止まった3人が見えた。1体のマーフィーが剣をサーラ王女に突きつけ、もう1体はサーラ王女に剣を突きつけられていた。


「このくらいにしようぜー!ケッケッケ。」

「…そうだな、本気になりそうだし。付き合ってくれて感謝する。」


そう言い合って剣を納めて戻ってきた。

ほっぺたを膨らませたミルも。


「お疲れ、凄かったよ。」

「ミルも頑張ったわね〜。」

「慰めはいらないのー。」

「そんなことない、この経験は貴重だと思うよ。」

「コータがそういうなら、うん♡」

「じゃあ、昼メシにしよう!」


ということで、お弁当を広げたんだが…


「オレ、チョット散歩してくる。腹減ってないしー。」

「わ、私も付き合おう!」


…マーフィーとサーラ王女が逃げやがった。

ミルの作ったお弁当は…ナゼ…黒いものしかないのか?

クレアの作ったお弁当は…色合いは美味しそうなんだが…砂糖漬けとか蜂蜜漬けとか激甘…。

視覚的にも嗅覚的にも刺激的な…三歩ほど引いてしまった。

2人とも魅力的な笑顔で…絶対に俺が喜んで食べると疑わない顔で…俺を見ている。

ぐっ!レディに恥をかかせてはいけない…ここからは俺の戦いが始まるようだ。


「いただき…ます。」

「「召し上がれ!」」




…この日、俺の好物が変わったことを知る人は少ない。

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