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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
32/72

魔法実験を兼ねてのピクニック(2)

お気に入りにいれてくれる人が増えてきました、本当にありがとうございます。

PVアクセスも1万を突破しました。

これからも楽しみながら楽しんでもらえる作品を作りたいと思います。

今、みんなで情報交換会の真っ最中です。


「…てなワケで魔軍側は混沌としているよ、3魔王んトコ以外。」

「うーん、こっちも聞いた限りでは人間側も身動きがとれないよな。」

「そうみたい、お父様も困っていたの!お姉さまもよく王都近くに現れたモンスターを倒しに行っているの。」

「うちの部族は大丈夫だけど〜、他のエルフの部族は大丈夫かしら〜?」


マーフィーの報告と俺達がこっちで集めた情報を整理すると今回のこと、つまり大魔王シェリーがいなくなったことで大きく情勢が変わってしまったことがわかる。

変化する前の情勢は以下の通り。ちなみにここの大地は時計の盤のようなかたちだ。

魔軍側

2魔王:12、1の大地

1魔王:2の大地

大魔王:3、4の大地

3魔王:5、6の大地

(12と6は戦場、大魔王と3魔王は共同戦線を貼っている)

人間側

ファイガード王国:7、8の大地

都市国家群ビックチャイルド:9の大地

カタカタ帝国:10、11の大地


変化後:

まず3456の大地を手に入れたことになる3魔王が6の大地をファイガードに譲った。これにより危険な6の大地の管理と、停戦時に魔軍が放ったモンスター達が7の大地を脅かしていたことでファイガード王国が動けなくなった。

次に3魔王はシェリーの直轄地だった3の大地を放棄した。そのためここに隣の2の大地を支配している1魔王が攻め込んでいる。3の大地の者は抵抗しているらしい。

同じころ、人間側の帝国カタカタと戦争をしていた2魔王は停戦の和議を申し込んだが、双方の都で相手方の勢力と思われる集団によるテロが起こり停戦どころではなくなっている。

また、9の大地にある都市国家群ビックチャイルドの中でも都市国家間で争いごとが起こって不安定な情勢になっている。


「ほぼコータの指摘どおりだな。仕組まれている!タイミングが良すぎる!ケッ!。」

「でも、これは防ぎようがないですねえ〜。」

「うちの国だけでも何とかしたいのー。コータ!何とかなんないの?」

「…なあ、マーフィー。明らかに時間稼ぎって感じがするんだが、3魔王の狙いはなんだろう?」

「あるとすれば、5年後の魔王会議だ。魔軍側では最高の意思決定機関になる。…大魔王が誰かもこれで決まる。」

「多数決とかですか〜?」

「んなわけないだろ(笑)。力ずくさ!魔王以上の称号を持っていないと出席出来ないんだぜ!」

「それじゃマーフィーは出席できるのね。みんなに仲良くしようって言えないの?」

「一応出席はできるけどな、それは言いたくないセリフだぜ(笑)。魔王の沽券に関わる。」

「そこをなんとかするの!コータの写しでしょう!」

「ミル、やめとけ。言ってきく様な奴らじゃ無いだろう…それを言うならゆうことを聞かなければならない”状態”を作っておくべきだ。」

「どうする気〜。何か企んでるわね〜。2人とも同じ顔しているわよ〜。」

「ケッケッケッ!手駒も増えたし…仕込みは始めてきたけどな。」

「今は言えるような段階ではないから。」

「教えて欲しいの!」

「ミルも俺の力になって欲しい!時期が来たら必ず教えるから今は待って欲しい、なっ!」

「う、うん(*'-'*)」

「難しい話はもうよしましょう〜。今日はせっかくのピクニックなんだし〜。」




…違うだろ、ティーチャー!

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