表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
28/72

マーフィーと3匹の蛇(1)

おとぎばなし風の語りをしてみました。



ここは6の大地です。

時計の盤のような形をしたこの大陸では、6時の1時間分の範囲を「6の大地」と呼びぶのです。

この地は、人間側と魔軍側とが何度も何度も戦いを繰り広げた悲しい土地です。

そのために瘴気と呼ばれる濁った霧のようなもので覆われて生きるものが住まうのに適した場所はごくわずかしかありません。

夜には骸骨が歩き回り生きているものを襲います。

相手が人間でも魔族でも関係なく襲いかかります。

そんな土地のあるところに黒髪の男が空から舞い降りてきました。

しばらく歩くとある一点…小さな岩…を見つめてふうっと息を吐きました。


「ようやく見つけたぜ!」


男は急にふわりと跳躍して10mほど後ろに下がりました。

今までいたところの地面が岩の口となってバクっと閉じたためです。


「あっぶないな〜」


言葉とはうらはらにさして驚いた風でもなくその男…マーフィーという名前なのですが…は口笛を吹きながらそうつぶやきました。

石の口はそのまま蛇の頭となって地面に出てきてとぐろを巻きました。

そこにいるのは岩の大蛇です。


「フシュー!さすがは…魔王の肩書きを…持つだけのことは…ある。」

「気配に覚えがあるな。3魔王ケンプの副官ブルートの手下か?」

「そのくらい…わからぬわけでは…あるまい…我は岩蛇と申す…では…参るぞ!」


そう言うと岩蛇は何かの呪文を唱えました。

するとマーフィーと岩蛇を包み込むようにして岩のドームが出来上がりました。

真っ暗闇になりましたがマーフィーは慌てません。

彼は魔人の中でも影族と呼ばれる部族の出身なのです。

影を自在に操る彼ら影族にとって暗闇は最も安心できる場所なのです。


「星の光よ!」


今の言葉は、魔軍側の共通語…つまり魔法の言葉ではありません。

しかし、この空間のすべてが光りはじめました。


「カード魔法か!それにしても…何故知っている!」

「フシュー!ブルート様は…全て…お見通しだ。影族の力は…使えまい。」


そう言って迫り来る岩蛇から力を失ったマーフィーは地面を走って逃げ回ります。

しかし、この空間に逃げ場所はありません。とうとう追いつかれてとぐろに巻かれてしまいました。


「覚悟!」


大きな蛇の口がマーフィーに迫ります!

ああ、このまま食べられてしますのでしょうか?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ