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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
20/72

契約…魔王マーフィーが久しぶりに笑った日(3)

引き続きマーフィーが語ります。



コータは握っている手に力をいれて来て…俺が思っても見なかった事を言い出した。


(…もしマーフィーがこの世界で大きな事をやれるとしたら、どんなことをしてみたい?)

(なんだよ急に…まあ、俺も魔王のはしくれだし、世界征服くらいはしたいと思う。)

(…ちっちゃ!)

(な…ちっちゃ!ってなんだよ!)

(俺ならば、恒久平和くらいは言うぜ!)

(ふん!人間らしいと言うか…お前の世界はそうなのか?お前はそれのやり方を知っているとでも言うのか!)

(俺の世界だってそんなもんないよ。それに、そんな世界の作り方があったらいらない、…そんな既製品いらないよ。)

(なら…)

(なあマーフィー!お前に俺の異世界の知識を全部くれてやるよ。その代わりにお前の全てを俺にくれないか?)


こいつはオレが…オレが考えていたセリフを言いやがった。


(何がお前をそこまでさせる?させる気になった!)

(ミルを元の場所に戻してやりたいんだ…家族の元に。ただそうなると成り行きでその位を目標にした方がいいと思ってね…だから世界征服くらいはサクッと行こうぜ。)


このとき…この言葉が頭から背筋を貫いて足先まで痺れさせた。

…そうだ、この感触…思い出した…これがオレだ!オレの真の姿だ!久しく忘れていた…。

コータよ、まさしくお前はオレの「写し」だ!


(ならお前も…魔王を名乗れよ…オレの「写し」だろ!)

(やだよ…イロイロ被りそうじゃん!…他になんかいいのない?)

(確かに…大魔王含めると5人も魔王いるしな…うーん、いっそのこと神でも名乗るか?)

(俺、宗教苦手なんだよ!…まあもう少し後にしよう、それ考えるの。)

(そうだな、何もしてないのにそんなこといってもしょうがないよな…はははははははは!)


心から笑ったのはいつ以来か?久しぶりに…体が勝手に踊り出したくなるほど愉快になった。

これからコータはもっとオレを愉快にさせてくれるだろう。

オレもコータを楽しませなければ!

そうでなければ…置いていかれそうだな。

うーん…大きいこと書いちゃった(汗)。

これからフォローが大変そう(泣)。


作者はウッカリ八兵衛の転生者なので、変なところがありましたらご指摘くださいね。

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