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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
2/72

眠い空間のなかでの対面(1)

感謝・感謝です!

眠い…ひたすら眠い…。

気持ちがいいというか…ひたすら眠い…。


(…おい、………か?)


ぼうっとしている意識に何者かが語りかけてくる…うるさい。


(新聞も宗教も間に合ってるよ。)

(?…新聞はともかく、…そっちの世界は宗教を押し売りするのかい?)

(ああ、こないだ駅のホームでイキナリ祈らせてくれって。迷惑だよ…。)

祝福ゴッドブレスを無料で?かなりいい話じゃない?)

(言い訳ないじゃん。別に宗教に文句つけてるんじゃないよ、イキナリ声かけられたらびっくりしするんだよって話し…、てっ!誰?)


眠い目をやっとのことで開くとすぐ目の前に美女がいた。

今の状態は抱き合っているといって良い。

北欧系の人種かな?白に近い金髪に灰色の瞳、見つめていると吸い込まれそうな気になる。抱き合っているので、つまり密接しているのでよくわかる、スタイルは抜群だ。


(アイ キャンノット スピーク イングリッシュ!)

(イングなんとかがしゃべれない?…なんだ?)


目の前の美女がしゃべった。

日本語で?なんか口の動きと言葉が違う様な気がする。


(日本語しゃべれるのか?)

(?…そっちの言葉かい?全然ムリムーリ!)

お手上げのポーズをしてきた。

なんかこのポーズは美女には似合わないな。

(これは推測だけどね、声が頭に直接聴こえる気がするんだ。この空間の特徴か、あるいはコレに一緒に貫かれている影響か…。なんにしろコミュニケーション取れるのは便利だよな。)


そうだよな、異世界に行ってまず、始めにぶつかる困難は会話や言語…つまり意思の疎通が難しいってことだ。

夕べもゲームでそれをなんとかするイベント「言語理解の魔法を手に入れる」をやったっけ。メッチャご都合主義なイベントだよな。


あれ?異世界?


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