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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
15/72

コータの異世界メモと…5年後の大魔王

前半は設定集的なものです。


<コータの異世界メモ>より抜粋


世界について

お互いに影響し合う2つの世界がある

俺のいた世界は、こちらの世界の人は「写しの世界」という

便宜上俺はこちらの世界を「異世界」ということにする

「写し」の世界のにもう一人の自分がいることをこちらの世界は知っている

ただし、なぜ、写しの世界を知ることができたのかは不明

(ミルは知らない、マーフィーは気にしたことがない)

「写しの世界の自分」は性格は一緒だが、魔法属性は反対

(自分たちしか知らないので推測)


単位について

時間、重さ、長さは、元の世界にと同じ


地理

円系の大地

時計に照らし合わせてみると、

魔軍側が12時から6時まで

人間側が7時から11時まで

中央の山脈には竜が住まう(不可侵)


国家と宗教と大地・勢力範囲について

人間側

女神アンノルファイ(猫耳)を主神とする王国ファイガード(7、8時の大地)

国王はスカルクはミルの父親

男神ハウカッター(犬耳)を主神とする帝国カタカタ(10、11時の大地)

自由都市国家群ビックチャイルド

帝国と王国の間にある(9時の大地)


魔軍側

魔王5国家がある

大魔王シェリー(3、4の大地)

1魔王(2時の大地)

2魔王(12、1時の大地)

3魔王(5、6時の大地)

4魔王マーフィー

マーフィーは魔王になりたて(本人曰くペーペー)

マーフィーの領地(国)はシェリーが管理している

シェリーの”影武者”をしているため…らしい

マーフィーはこれ以上教えられないという

ちなみにこれはミルには知らせていない


言語

王国:コネ語

帝国:ヌーイ語

主に自由都市:共通語

魔軍:暗黒共通語


魔法について

色々と種類があるらしい

魔力を消費することで発動する

「カード魔法」はその中でも特殊な存在らしい

「カード魔法」は心ポケットにカードを入れて使う

心ポケットに入れれば使えるし、発動に時間がかからないので便利

ただし、使用できる(消費できる)魔力がないと心ポケットに入れること自体ができない

ミルとマーフィーの知る限り2枚以上入れることができた者はいない

(この情報は秘匿する必要があるかもしれない)

魔法には4つの属性がある

扱う者にも属性がある

ノーマル、精霊、光(聖)、闇(魔)

光(聖)と闇(魔)は反発する


戦争

12時の針の位置で帝国と2魔王とが戦争中

7時の針の位置で王国と3魔王・大魔王連合軍とが戦争中


最大のポイント

女神アンノルファイ(猫耳)に愛でられた者は猫耳に、男神ハウカッター(犬耳)に愛でられた者は犬耳になる!

犬耳みたい!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


コポコポ…


薄暗い空間の中、水が管の中を流れる音だけが響く…。

そこには直径3m程のガラスのようなものでできた球体が台座に設置されており中は薄い朱色の液体で満たされている。

管が二本接続されており一方から新しい液体が入る音、もう一方から液体が出る音、この空間の音の源はそれだけ…。

その中には美しい女性が入っていた…白に近い金髪に灰色の瞳をしている。

この女性の瞼は薄く開いているが、夢でも見ているのか…意識は存在していないようにみえる…。

球体の前にはその女性をじっと見つめる男が佇んでいた。その指には怪しく光る指輪がはめられている…球体の中の女性も同じものをしている。


ギギギ…と重い音がして、男の背後にある大きな扉が開き…何かが入って来て男の後ろで止まった。

「首尾は?」

男は振り返ることもなく問う。

「はっ、例の副官を倒してまいりました。」

「王国の方は条件を飲んだか?」

「想定通り…6の大地を渡すことで停戦協定が成立しました…」

「…ならば、当面の対応は他の魔王達となるか。」

「時間稼ぎの方は抜かりなく行っておりまする…。」

「5年はことを構えないように…任せたぞ…。」

「仰せのままに…それでは失礼いたしまする…5年後の大魔王様。」


それが、背後の扉を閉めて出て行ったあとも…男は飽きることなくじっとその女性を見つめていた…。

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