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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
12/72

世界を救った代償(2)

どうやら、身体が小さくなってしまったらしい。

年齢で言うと10歳前後か…若返った?

まあ、転生名物の羞恥プレイ(オムツ替え)を受けるまでにならなかったからよしとしよう。

気持ちを落ち着かせようとして周りを見回す。天気はいい、どこかの池のほとりにいるようだ。匂いが自然の匂いだ。都会育ちの自分には違いがよくわかる。

もう一つ目に入ってきたモノがあったが…そちらは無視した。

「あれからどうなったんだろ?もう一人の俺は大丈夫かな?」

そうつぶやくと自分の影が伸びて膨らんだ。

人の形を取ると…もう一人の”オレ”になった。

もう一人のオレは軽く俺に触ると頭に声が聞こえてきた。

(言葉通じないだろ。「触話」のカード渡すからと使ってみな。)

そう言うと手を離した。その手にカードが現れる。

握手している絵が描かれている。

そのカードを手に取り心ポケットにいれてみる。

それから、もう一人のオレの手に触れた。

(あー、あー、テス、テス、テス、ただいまマイクのテスト中…聞こえる?)

(…こっちの住人にわからないギャグはやめろよ…最後気弱になったろ。)

(心からすまみませんえん。…ごめん。ほんっとうにゴメンなさい。)

(…一瞬、本当に俺の写しかと悲しくなったぜ。)

(真面目をやろう。俺は月影光太、”こうた”でいいよ。)

(オレはマーフィーだ、コータ。)

(じゃあ、まず教えてくれる?マーフィーとこの子に色々聞きたいんだけどその前にマーフィーに聞きたい。この子は知ってる?)

(ああ、戦争相手だ…。そこら辺は3人で話した方がいい。)

女の子の方をみると、察がいいのか手を出してきている…その手を握った。

(聞こえる?)

(はい…聞こえます。)

(名前教えてくれる?俺は月影光太、”こうた”でいいよ)

(はい、私はミルフィーユです。みんなからはミルって呼ばれてます。コータ…様。)

少し震えている…手も…頭に響いてくる声も。

今、右手でマーフィーと、左手でミルと手を繋いでいるかたちだ。

(今のミルの声、マーフィーにも聞こえる?)

(聞こえるぜ。こういう会話は始めてだな、面白い。)

俺はを仲介しての情報交換会が始まった。


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