プロローグ
開いて頂き感謝・感謝です!
「眠い…」
目を手の甲でこすりながら朝の街並みを歩いていく。
勤めている会社に出勤するため最寄駅に向かっている。
因みに就職して2年目だが今年、うちの会社は新規採用を取らなかったのでまた下っ端だ…朝も少し早目に行って色々と用意しないとチクチク上司に嫌味を言われる。
バーガーを右手に、ドリンクを左手に持って食べながらテクテク歩いていく。
眠いのは夕べやり過ぎてしまったから…新作ゲームを。
タイトルは「転生勇者vs異世界トリップ勇者」だ。
説明書には「初心者は転生勇者の方が扱いやすい」と書いてあったので迷うことなく異世界トリップ勇者の方を選んだ…。
はい、ヒネくれてます(笑)。
そんなこんなで歩いていると、
ピシッと変な音がした…。
周りの景色がストップした…。
目の前の空間にヒビ(?)が入って割れた…。
はい?
中から、美女が飛び出してきて
抱きついてきました…。
ラッキー♡「グサ!」
え?
この女性…背中に何かはえている…。
異空間(?)の方から伸びている物…槍の柄?
三又の槍が女性の背中に刺さっている…。
あれ?…俺にも…刺さっている?
急に引っ張られた…。
槍の柄が元の空間に引っ込んで行く…。
どうもこの槍の穂先…”返し”がついているみたい。
だから…、つまり…、暗いその空間に自分も引き込まれる…ってわけだ。
やっぱし…夕べは…転生勇者を選べばよかったかな?意識が遠のいていくのを感じながら俺、月影光太は…そんなことを考えていた。
更新は毎日朝7時00分の予定です。長めでノンビリ書いて行きます…。