ドイツ地方選挙で激震! 「極右」が州単位で政権を獲得! 日本にはその流れは来るのか!?
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は9月6日にドイツで投開票があった州議会選挙で、移民排斥を掲げる「極右」と呼ばれるAfD(=ドイツのための選択肢)が議席数を倍増させ圧倒的な第一党になったという事が話題になっていることについて話そうと思います。
今欧州ではドイツのAfDもそうですが、フィンランドのフィン人党、チェコの市民民主党 ベルギーの新フラームス同盟などの「極右」と呼ばれている政党も2割ほど各国会で議席数を占めており、大きな影響力を及ぼしています。
イタリアではメローニ政権が当初は「極右」と呼ばれながらも、現在在任中ながらイタリア史上最長の大統領に最近なったようです。
フランスの「極右」であるルペン氏が次期大統領として有力視されるなど、「極右流れ」というのが来ていると言えます。
※現大統領マクロン氏は連続2期までしか大統領を務められないため出馬できない。
質問者:
この地方選挙以外でもAfDって勝てる見込みあるんですか? 一過性の局所的なものでは無いんですか?
筆者:
北東部のメクレンブルク・フォアポンメルン州の議会選挙でも、最新の世論調査ではAfDが支持率35%と優勢のようです。
冷戦で分裂してドイツに復帰したものの旧東ドイツは未だに経済が旧西ドイツと比べて悪い状況みたいなんですね。
そのために旧東ドイツ地域と言うのは格差是正を解決できなかったこれまでの既存政党を見限ってAfDを支持しているという事なのでしょう。
質問者:
30年以上前に終わった東西冷戦の名残りがまだ残っているだなんて……。
そもそも、ドイツの国会にあたる場所でも2割を占めて地方議会でも圧倒的にトップになるような政党がどうして「極右」だなんて呼ばれているんですか?
筆者:
客観的に見て全国で2割以上投票されている政党が「極右」と果たして呼べるのかは疑問ですよね。
ドイツの連邦憲法擁護庁が25年5月2日、AfDを「右翼過激派」に指定するという事がありました。
これは同28日には裁判で差し止めになって現在も保留状態のようですが「政府公認」と言った形があるんですね。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/05/28cfe72e03b2c462.html
しかし、これは既存政党からの「工作」である見方の方が強いと思います。
なぜなら「極端な勢力である」という事をレッテル張りすることによって「極端な考えの政党に投票したくない」と言った感情を掻き立てるためにやっていると思います。
ただ、AfDが他の「極右」と違うのはヒトラーと同じ「ドイツ的に考える」というフレーズを使って公約に掲げていることです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900199101.html
欧州ではヒトラーと言うのは「NGワード」に近いものがあり、ヒトラーの「ナチス的敬礼」をするサッカー選手が代表から永久追放になったりするなど、極端と言われても仕方のない面がAfDについてはあるのかなと思います。
https://www.afpbb.com/articles/-/2934435
◇実は日本には「流れ」はもう来ている
質問者:
欧州の各国会の2割の議席と言うと日本で言えば衆議院100議席とかそれぐらいになりますよね。
日本には参政党さんが移民反対で経済政策に対して対峙していると、考えが近そうに見えるんですけど、100議席まで伸びる可能性があるという事なんでしょうか?
筆者:
いや、もう「極右」の流れと言うのは来ていますよ。少なくとも僕はそう見ても差し支えないと考えています。
質問者:
え!? 自民党の政権のままなのにいったいどういう事なんですか!?
筆者:
僕は高市政権をそこまで評価はしていませんが、事実上の移民に対する問題の不安、これまでの経済対策への懐疑などの「流れを汲んでできた」ものだと思っています。
実際に高市政権ではビザ更新のための費用が上がったり、経営管理などの更新が厳しくなったりなど外国人に対してこれまでにない政策を取っていることは事実としてあります。
イタリアのメローニ政権も完全なる移民排斥ではないまでも以前のイタリアより厳しくなったという形で高市総理と近しいですし、実際に仲が良い感じですしね。
質問者:
なるほど……過激政策ではないまでも「流れ」を受けて誕生した政権ではあるんですね……。
筆者さんはイマイチ信頼していませんけど、投資をすることや積極財政などこれまでにない政策も展開されていますしね。
筆者:
そもそも、日本では組織票の力が強く、投票率も低いために現状代替えの政党が出来にくいのが実情だと思います。
経団連や宗教系統が自民党についている以上、それ以上に無党派層を掘り起こさなければいけないんですよね。
何か現状は選挙や政治に対して”諦め”みたいなものも感じるので、中々この状況は覆らないのではないかと思ってしまいます。
質問者:
確かに、投票率が低いと自民党が必然的に勝ち続けますよね……。
投票率が上がったからと言って自民党以外に投票する可能性も低い気がしますし……。
筆者:
自民党が2度政権から転げ落ちたのはバブル崩壊後に行った1993年の総選挙と、リーマンショック後の2009年総選挙です。
つまり、壮絶な経済崩壊とそれに対する政策失敗が起きなければ中々自民党からの政権交代することも難しいと思います。
そのために、欧州からの「移民排斥」の流れは今回の石破政権から高市政権へと「自民党内の政権交代」がその流れだというのが僕の考えです。
2月の総選挙は立憲民主党と公明党が「野合」して勝手にコケましたしね。
石破政権は外国人問題に関して完全にそのまま引き継いでいましたが、高市政権はまだ足りないながらも方針を転換したことも未だに6割近い内閣支持率を維持している要因の一つなのだと思います。
質問者:
なるほど……確かに、中には筆者さんのように不十分と思われる方もいるかもしれませんが、ある程度のレベルの対策は取っているという事ですか……。
筆者:
また、参政党の名を質問者さんは挙げられていましたが、
事実上の移民については参政党のような総量規制、負担は35%ギャップなど提案をして、AfDに近い立場には確かにいます。
しかし、実現性があるのかは疑問であり、発言がブレたりしているためアテにはならないと思います。
先の国会で野党が一致団結して「審議拒否」をして対抗するというどの野党も酷い有様と言えます。
国民からすると「職務放棄」しているような人たちに投票しようとは思わないでしょう。
ただでさえ、議員定数削減が議論に上がっているのに仕事をしないのであれば自ら削減されていい大義名分を与えに行っているようなものですからね。
各法案の問題点を掘り起こすことも出来ないですし、最悪の選択肢を取ってしまったなと言う印象しかありませんでした。
質問者:
確かに革新的な政策を取らなければ自民党にとって代わるだけの期待値を持つことが出来ないのに、旧来から行っている「審議拒否」をしているようでは期待値は上がりませんよね……。
筆者:
政権を取ったことが無いような未知の政党や、2009年からの政権でやらかしてしまった民主党系統の政党に任せるぐらいなら自民党で良いのかな? と消極的な理由で自民党は勝ち続けていくのだと思います。
ただ、国民が強く事実上の移民に対して強い警戒感を示したことから高市政権も少なからず外国人に対して強い姿勢を見せなければなりませんでした。
僕は現段階で政権交代をすることは現実的では無いと思っていますので、より良い政策を提案して国民の世論にすることで政治を変えることが出来るのではないか? と考えているわけです。
質問者:
筆者:
もっとも自民党を勝たせすぎるのは危険なのである程度は野党にも頑張ってもらわないといけないのは事実ですので、僕の意見を受け入れて下さるのであれば野党に投票していただければと思います。
しかし、選挙の時だけ政治に関心がある程度の無党派層は自民党に入れる構図は続くので、ある程度その点は受容して現実を直視する必要があるのかなと思います。
そのために野党を育てつつ現状にとって良い政策を提案していくのが国民にとってできる事なのかなと思います。




