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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

作詞

明日を生きるということは

作者: 永乃宵紗

逃げ出したい

抜け出したい

こんな現実から


「また明日ね」という君は

本当に明日いるのだろうか

どうせ明日を知らないくせに

なぜそんなことが言えるのか

教えてよ

それとも本当は知ってるの?

教えてよ

教えてよ……

私に

明日は来るの?

明日はあるの?

こんな現実なのに……?


現実を変えればいい?

何度してるけど駄目なんだよね

もう無理なんだ生きたくない

でも死にたいとも思えない

こんな宙ぶらりんならいっそ

『死んでしまいたい』

そう思えてくる


『死んでしまいたい』

そう思うのは

やっぱり少し違うんだ

苦痛は味わいたくない

そんなの現実だけでもう十分だ

死ぬときくらいは楽にさせてくれ


〈いい加減にして〉

〈もうやめてよ〉と

怒鳴ってみても

私の心は動かない

びくともしないんだ


誰か心を揺らしてよ

私の心を

治してよ

おかしくなってしまった

私の心を……


あぁ

分かった

私はここから

『消えてしまいたい』んだ

最初からいなかったかのように


『消えてしまいたい』

そう願っているのに

でも

ずっと

どうしてか

私はここで歌っている

自分語りなんて

一番嫌いなはずなのに……


現実を変えればいい?

何度もしたけど駄目だったんだ

私の明日を待つ人なんて

どこにも居はしないから……


現実は変わらなかった

何をしても変わらなかった

もう無理だ生きていたくない

世界(ここ)から消えてしまいたい

でももう消えられる

だから今は少し嬉しい

だって現実(ここ)から逃げ出せるから

今日でこことはおさらばだ


逃げ出せた

抜け出せた

この世からやっと……


——“さようなら”——

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