第五話「誇りをかけた一騎討ち」
これはAIが書いたものです
後半終了間際、スコアは2-1。
あと一点取られれば万事休す、引き分けどころか惨敗だ。
エース・朝倉がボールを持つ。
誰も止められない。南條も、村井も、山田も次々に抜かれた。
「終わりだ!」
ゴール前、朝倉がシュート体勢に入ったその瞬間——
「——通さぬ」
真秀が、目の前に立ちはだかる。
たった一人で、最強の怪物と相対する。
「蹴鞠の道は、相手の“気”を読む道。心の隙を突くが肝要」
朝倉が放ったシュート、その足のわずかな振りの乱れを読み、
真秀は一瞬で身を滑らせる。
そして、軽やかに足を差し入れた。
——パシッ!
ボールが跳ね上がり、真秀の足元に転がる。
「なっ……!」
驚く朝倉を尻目に、真秀は即座に前線へロングボールを放った。
—
山田が駆け抜け、最後のカウンター。
南條が全速力で駆け上がる。
仲間たちが一丸となり、相手ゴール前へ迫る。
「いけぇぇぇぇぇ!!」
最後は南條の強烈なミドルシュート。
ゴールネットを揺らした瞬間、笛が鳴り響く——
2-2。
弱小チームが、鳳凰学園に引き分けた。
—
試合後。
相手キャプテンの朝倉が真秀に歩み寄る。
「……お前、何者だ?」
真秀はにっこり笑った。
「ただの蹴鞠好きにござる」