第1話「禁断の恋、今始まる!?」
「A signpost of love」もとい「恋の道標」というアイドルグループに所属している夢川メグルは、風邪を引いている高園ミナミの家にプリントを届けに行くことに。すると同じメンバーの高園コウエンジに出会い、驚いているメグルを部屋に呼び止め問い詰めたところ、メグルはアイドルということを白状する。この作品はそんな2人の両片想いラブストーリーを描いたギャグや恋愛要素たっぷりの小説です。
-------------------------------------------------こんにちは!ねPONと申します!「小説家になろう」さんは、転スラで知り、やってみようと思いました!分かりにくいところもあると思いますが、温かい目でご覧いただけると幸いです!
※ ねPONが投稿している作品の内容はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
春の心地よい景色にうっとりしていると…
「…ルー!…グルー!!」
「うーん…たこ焼き…」
「メグルーーーーッ!!!」
「ひぃー!!」
「あははははwww」
どっと笑いに包まれる教室、なんと、俺は眠りについていたらしい。そうだよなぁ…だって俺…
アイドルだからなぁ!
そう…何を隠そう、俺は「A signpost of love」…もとい「恋の道標」というアイドルグループに所属している夢川メグル。学校では、身バレ防止の為にかつらとメガネをかけている。よく恋愛アニメとかであるグルグルメガネのやつだ。
「おいメグル〜!wパン買ってこいよ〜!」
「ちょっと〜wwメグルくんが可哀想でしょ〜?w」
俺が有名アイドルと知らずにコキ使いやがって!
ま、従うんだけどな!
「わ…分かった」
「おう!wさんきゅーw」
「てか私さー、恋の道標好きなんだよねー」
「恋の道標?あー、アイドルか!」
「イケメン多くていいよねー」
「それなー」
おいちょっと待て!?俺の所属グループの名前が学校で挙げられるとは…まぁ有名だしね!?…は?誰が自意識過剰だと!?誰も言ってないか…
2時間後…
「メグルくん!」
「えっあっ」
「ミナミちゃんと家近いよね?」
「ミナミ…?あー…高園ミナミ?」
「そう!あのね、家にこのプリントを届けて欲しいの!」
「いいよ」
「ありがとう!」
「なんだったんだ…?」
少し肌寒い夕方、俺はミナミの家へと向かった。
えー…ここからはミナミ視点に変わります。
-----------------------------------------------
きゃは☆私は天才美少女、高園ミナミ!今日は熱で休んじゃった☆
「なーんて…キャラ作っても風邪は治らないかぁ…」
某流行り病にかかってしまった私は、大好きな学校を休む事になった。
「へぐしゅっ!」
「っあー…」
もーほんっとに風邪嫌い!
え?あー…次視点変更です
-----------------------------------------------
なんだ?くしゃみの音が聞こえた…風邪なのかな?あと視点変更いちいちめんどくせぇ…
「さ、チャイム押すかー…」
プィィィィィンプォォォォォン♪
なんだこの癖強なチャイム音は。
「はーい…ゲホッ」
お、結構可愛い声??
「プリント届けにきm…」
「ん?どしたの?」
「(あっれぇ!?この子握手会とかにもきてくれた子だよな!?)」
「おーい?」
「あ、ちょっと待ってて!」
「え?あ、うん…?」
「(えーっと、『ファン名簿』…ミナミ…ミナミ…
いたぁぁぁぁぁ!)」
「どしたー?おーい」
「ね、ねぇ!俺と友達になってよ!」
「え?あ、うん!いいよ!!」
仲良くなったら身バレしそうで怖い…
「はい、プリント。」
「ありがとう!今日家誰もいないんだけどさ、家くる?」
「いいの?!」
「いいよ全然!友達でしょ?」
「うん!」
ひゃあー!緊張するなぁ…女子の部屋…
「なんとこいつ!初の女子部屋です!!」
「どひゃーっ!なんでお前がいるんだよ!」
「え?言っていいのか?」
「あ"っ」
「ん?え?なに?どう言う関係?笑笑」
「全然なんもないなんもない!」
「ちょっと部屋きて!!」
「はひぃ!」
「え?ほんとにどう言う関係?」
「えー?ほほほ、ほんとになんの関係でもないよ!」
「じゃあなんでお兄ちゃんとあんな知り合いー!みたいなテンションだったの!?」
「なんでそんな深掘りするのー?!」
「シンプルに気になる!」
「あー…これほんとに誰にも言わない??」
「うん!」
スチャッ
「え?!え?!////」
「えー…アイドルです☆」
「ええええええええ!?!?」
てなことで、今日から2人の両片想いの恋愛が始まります。お楽しみに!!