表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宍道湖にとける  作者: 麻倉トコ
1/25

プロローグ


 教室はちいさな社会だ。

 

 社会には、当然優劣が存在する。いわゆる、スクールカーストってやつ。

 カースト上位の目立つグループの生徒たちは教室の真ん中で大口を開けて笑っている。下位の、目立たない 生徒たちは、教室の隅で、ひっそりと息をしている。

 

 ここにいると、私は世界が歪んで見えるときがある。

 ぐにゃりと波打つ世界は、なんとも滑稽で、愚かしい。

 

 こんなところ、早く出て行きたい。

 ずっと、そう、思っていた。

 

 そして、あの事件が起きた。

 

 あの日から、私の教室は、ずっと、ずっと、歪んだまま。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ