70.小狐
マリィは四天王のぬらりひょんを討伐し、さらに残りの四天王、九尾を捕まえた。
九尾に道案内をさせるマリィ。
「魔女様、このかわいらしい子狐はどなたですか?」
ケモミミ料理、カイトの膝の上には、白い狐が座っていた。
9つの尾を持つ狐である。
「九尾よ」
「ええ!? で、でも……九尾はなんか綺麗なお姉さんだったような」
「私が呪術で、この姿に変えたのよ」
「呪術! 魔女様、呪術なんて使えたのですか!?」
「いいえ。でも、できるようになったのよ」
たくさんの妖怪と戦ったことで、呪術をマスターしていたのだ。
『しかもこの女の呪術……わらわの力を抑えるほどの、強力な術や。おかしいで……』
「あら、間違ってたかしら?」
『そういう意味のおかしいちゃうわ! 威力が異常だって言うはるの!』
九尾がきーきーと吠える。
『呪術は修得に長い長い時間がかかるんや。それをこの女は、独学で修得して見せた……これは、ヤバすぎるで』
『わかるぜ九尾。こいつはヤバい』
黒猫のオセが、うんうんと同意したようにうなずく。
カイトは小動物にかこまれて、ニコニコしていた。
「なんだか賑やかになりましたね!」
「うるさいのは嫌いよ。そこの狐は、用が済んだら鍋にして食べるから」
『ひぃい! うちは食べんといてーや!!!!』
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