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69.戦意喪失



 マリィは呪術王四天王がひとり、ぬらりひょんを討伐した。


 だがマリィの表情は暗い。


「魔女様! 大丈夫ですか、おけがは!?」

『あー、小僧。大丈夫だから。こいつ、倒したけど食べれなかった……って残念がってるだけだから』


 マリィにとって戦いとは食材を手に入れる行為なのだ。

 ぬらりひょんから食材がゲットできなかったので、がっかりしている。


「でも……狐はおいしいかもね」


 水の魔法を使って、逃げようとしてる九尾の狐を捕縛。

水鎖アクア・ジェイル


 水でできた鎖は狐の手足を縛り、動けなくする。

 はずそうと思っても水で実態がないのでつかめない。


 だが逃げることができない。


『助けて! 命だけはどうか!!』


 九尾はすっかり怯えていた。

 天狗たち四天王を、容易く次々と討伐して見せた魔女なのだ。


 そうなってしかたない。


「狐……きつねうどんって作れる?」


 マリィはもう完全に食べる気でいた。


「作れますけど……きつねうどんに狐は使いません」

「あらそ」


 途端に興味を失うマリィ。

 一方、オセは九尾を見下ろしながら言う。


『魔女様よ。こいつに戦闘能力は皆無だ。生かして捕縛し、呪術王のとこへ案内させたほうがいいんじゃね?』

「それもそうね。生きたガイドは欲しかったところだし」


 マリィは動けない九尾に言う。


「ということで、あなたは道案内係に任命されたわ。ついてらっしゃい」


 足の捕縛だけを解除された。

 逃げようと思えば逃げられる状況。


 しかし、そうなったら命は無いことくらい、今までの戦闘を見れば一目瞭然。


 九尾は逃げることができず、渋々と命令に従うのだった。


 


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