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64.この中に裏切り者がいる


 マリィたちは、ワーズ湖のほとりで、きじ鍋を食べることになった。


 カイトの作った寸胴鍋の中身を、村人達が手分けして配る。

 そして……一口食べようとしたそのときだ。


「だまされちゃいかぁああああああああああああああん!」


 村人達が集まっているなか、そんな声が周囲に響き渡る。

 血だらけになった村人が、はぁはぁ……と肩で息をしながら、近づいてきた。


 ただならぬ雰囲気にオセ、そしてカイトが警戒心を強める。


『なんだ? どうしたんだてめえ……?』

「この中に、呪術王の手先が紛れ込んでおる!」

『! なんだと!?』


 動揺が波紋のように広がっていく。

 血だらけの村人に、カイトが駆け寄ろうとする。


 オセはそれを引き留めようとするが、、その制止を無視して走り出した。


「大丈夫ですかっ?」


 カイトは弱気物をほっとけない性格をしている。

 傷だらけの村人がこくんとうなずく。


「わしは大丈夫じゃ……しかしわしは見たのじゃ。妖怪が変化して、村人に変わることに!」


 村人達、そしてオセやカイトたちにも動揺が走る。

 妖怪が人間の振りをして潜伏している……。


「誰が妖怪なんだ?」「おまえだろ?」

「いいやおまえだ……!」


 犯人捜しが始まるなか、マリィは一人……。


「ずずぅ……うーん。あっさりしてて美味しいわね」

『ちょ、魔女様よ! なにのんきにメシなんぞ食ってるんだ! この中に裏切り者がいるんだぞ?』


 オセからの言葉に、しかしマリィが慌てた様子もない。


「簡単よ.探し出すのなんて」

「そんな……どうやって……?」


 マリィは息をついて、言う。

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