第一話 ~少し特殊な恋をした俺~
高校二年生になった俺、今幡陽斗
俺には1つの趣味があった。それは
「小説を書くこと」
だった。「小説KAになろう」というサイトで自分で言うのもアレだが俺は割と評判の良い小説を書いている。そんなんだからモテないんだろうな。
そんな俺にも最近嬉しいことがあった。
なんとRINEマンガというアプリに
小説を漫画化して掲載したいと、ネロという
絵師さんからメールが届いた。
俺は自分の書いた小説が漫画になるなんて
最高じゃねーか!と咄嗟に思い
あまり考えずにすぐ承認した。
~次の日~
自分の小説関連のことばっかり考えていた俺は
今日、絵や本などに凄く反応している。
唯一の友達である修斗から
「絵しりとりしよーぜ!」
って言われただけで
「えっ!?!?!?!?!?」
と大声を出してしまった。
そんな風にすこしおかしくなっていた俺に
もっとおかしくするようなものを俺は見た。
同級生で俺、いや男子生徒全員が好きであろう
「池田春夏」が
休憩時間にこう言っていたからだ
「私の好きな人が小説書いてるんだけど、その
人の書いた小説を漫画にしたいです!って
言ったら、OKしてくれたの!またその人に近づけたのかな...」
まてまてまて、あの学校一の美少女で、純粋で、男子は苦手なのかほぼ関わらない高嶺の花のようなあの池田さんが!?!?
まさか。小説を書いてるやつなんて沢山いるだろ
そんなわけない!って思った。だが、池田さんの
「また近づけたのかな。」って言う言葉には
少し心当たりがある。それは
何かしらクラスで班みたいなのを決めるとき
いつも池田さんは僕と同じだ。どういうことだ?
さすがにそんなわけない。だって俺と同じになるときはいつも他の理由があるからだ。
そう心に押し付けようとしたが、無理だ。
俺は池田さんが好きなんだ。俺も良く分からない。でも何故か入学初日、話しかけてくれた時
何か懐かしさと共に心に「好き」と言う感情が
初めて芽生えたんだ。
人をこんなに好きになったことがない。
こんな感情になったことがない。
次第に俺の頭は混乱し始めて、ふらふらし始めた
すると...
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