第二話『魔王とパーティ組めば無双できる説』
時間と尺の問題でなんか中途半端に終わってしまった・・・w
「私!魔王様が好きになっちゃった!!結婚してください!!!」
「何を言ってるんですか静華さん!?相手はあの魔王ですよ!!?」
「こんっっっなにイケメンな人他にはいません!もはやダイヤモンド!いやそれよりも美しいです!是非とも結婚しましょう!さあ今すぐに!(早口)」
「い、いや待て、確かに私はカッコいいと言われたことは何度もあったが・・・・急に結婚とかありえないだろう?」
「じゃあ付き合ってください!」
「いやじゃあじゃなくて・・・・付き合うは嫌だが、パーティなら組んでやってもいいぞ」
「「本当ですか!!?」」
私の歓喜の声とNo.4さんの驚きの声が重なり
あまり表情が変わらなかった魔王さんは初めてビックリしたような顔をする
「何を驚いている?あぁ、君達は知らないのか。私はもうすぐ世代を交代し魔王でなくなる。その後のことを全く考えなかったからな。パーティを組んできままに旅をするのもいいだろう」
魔王でなくなる・・・?!
まさに絶好の機会じゃないですか!!
「ここで会ったのも何かの縁だ。魔王ルシファーと申す。好きに呼ぶがいい」
「はい!ルシファー様!私は大野静香って言います!静香って呼んでくださいね♡」
「ええええ、マジでパーティになっちゃったよこの二人・・・・」
「・・・・そうそう、結婚だの、イケメンだの、言ってるが、仮にも私は女だぞ。まあ私は気にしないのだが」
ボソッとした声で私には衝撃的な稲妻が頭にピシャ!と走り
うえぇぇぇぇぇぇ!!?と悲鳴のような驚きをあげる
さらに驚いた顔をしてるルシファー様の胸を触ってみると確かに・・・・これは女の感触や!!?
「ちょっ、急に何をする!?変なところを触るな!」
「イケメンなのに女・・・・・・・なんということでしょう・・・・・・・」
「・・・こいつ、本当に私が魔王ということわかってないな?」
「はい、ですので魔王様、殴ってもバチ当たらないと思いますよ?」
「だ、だけど!私が超好みというのは紛れもない事実!!私は女でも一向に構わない!」
「・・・・やっぱりパーティ組むのやめようかな」
「あ、待ってルシファー様!置いてかないでーーー!」
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少しだけ変なところを見せてしまったが
ルシファー様はなんだかんだ言って私を町まで連れて行ってくれた
その間にNo.4さんに聞いたところによると
この町のギルドで二人以上でパーティを組めて、四人までが制限らしい
こちとら魔王がいるパーティなのだから二人でもいいし、そもそもイケメンしかパーティに入れる気はない(食い気味)
しかしまあ・・・・イケメン魔王様を皆見てザワザワ騒いでいる
流石に皆この人が魔王って分かるのかな?
そりゃレベル1の僧侶を隣に魔王様が歩いてたら誰だって噂をするよなぁ
いやぁめっちゃ浮いてるわ私
そんな私も他の人も気にすることなくスタスタルシファー様は歩き、ギルドの中に入る
流石に中もザワザワしてるが
ルシファー様の一言でさらにざわめきだした
「この僧侶とパーティーを組みたい。出来るか?」